最近は何をするにもファイルサイズが大きくなってきて、すぐにストレージ不足になってしまいがちですよね。
そういった場合、HDDを増設するって方も多いかと思います。
ですが、使用する環境に合わせて「フォーマット」と言う処理をしておかないと、後で大変なことになったりもします。
そこで今回は、Windows10でHDDをフォーマットする場合の手順などについて詳しくまとめてみたいと思います。
目次
「フォーマット」とは
まずはHDDを「フォーマット」するというのがどういうことなのか簡単に解説しておきたいと思います。
「フォーマット」とは、HDDの中身を使用する機器に合わせた形式に初期化する処理のことを表しています。
HDDの中身自体は変わらないんですが、環境ごとにデータを記憶する方式や使用できる容量などが変わってきます。
現在一般的に使用されているフォーマットの形式としては以下の3パターンです。
NTFS
WindowsPCでは最も一般的なフォーマット形式がこの「NTFS」です。
書き込み速度の速さや障害に対しての耐久性の面で最も優れている形式と言えます。
注意点としては、MacPCへの互換性が完全ではないため、両OSで兼用している場合などには不向きです。
FAT32
「FAT32」はひと昔前のパソコンで利用されていたフォーマット形式です。
取り扱えるファイルに4GBまでの容量制限があるため、高画質な動画やアプリなどを保存できないのが欠点です。
今でも古いパソコンなどでそのまま使われているケースなどもありますが、ほとんど見る機会はないかと思います。
exFAT
「FAT32」の後継として出てきたフォーマット形式がこの「exFAT」です。
ファイル容量の制限なども無くなり、「NTFS」と比べてもかなり機能面も充実しました。
特徴としては、MacOSにも対応しているため、PCを使い分けしている方には便利なフォーマット形式化と思います。
フォーマットを実施する際の予備知識
HDDの「フォーマット」を実施する際に注意しておくべき点を抑えておきましょう。
データが初期化される
まず「フォーマット」すると中のデータはすべて削除されてしまいます。
そのため基本的にはHDDを使用し始めるタイミングで「フォーマット」するのがベストです。
どうしても使用済みのHDDを「フォーマット」する必要がある場合は、事前にデータのバックアップを取っておくなどの対応が必要です。
アロケーションユニットサイズの設定
HDDをフォーマットする際に「アロケーションユニットサイズ」というものを設定する必要があります。
「アロケーションユニットサイズ」とはデータを保存する際の最小単位のことで、理解するためによく「ロッカー」に例えられることが多いです。
パソコンではロッカー1つに対して荷物は1つしか収納することができないため、あまりにロッカーのサイズが大きすぎると、全体の収納効率が落ちてしまうわけです。
自分が普段扱っているファイルの平均的なサイズに合わせて設定するのが最も効率がいいんですが、基本的には「標準」設定にしておけば問題ないかと思います。
Windows10でHDDをフォーマットする手順
では実際にWindows10でHDDをフォーマットする手順についてご紹介しておきたいと思います。
具体的には以下の通りです。
- 「エクスプローラー」を開く。
- フォーマットしたいドライブを右クリックする。
- 「フォーマット」を選択する。
- 以下の項目を任意で設定する。
- ファイルシステム
- アロケーションユニットサイズ
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れる。
- 「開始」をクリックする。
これでHDDの「フォーマット」が実施できます。
ちなみに「クイックフォーマット」に関しては、ドライブのエラーチェックもついでに実施したい場合にはチェックを外して実施してください。
まとめ
今回は、Windows10でのHDDのフォーマットについて色々と情報をまとめてみました。
外付けHDDを購入したての方や、フォーマットを変更する必要があるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容が少しでも役に立てることを祈っています♪
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