iPhoneのデータ移行―バックアップの取り方から復元方法まで

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iPhoneを使いだすと、処理の軽快さや操作性などの理由から、ずっとiPhoneシリーズを使い続けるという方が結構います。

ボクもそのうちの一人で、もうかれこれiPhoneを使い続けて6年ほどが経ちます。

 

iPhoneを使い続けるメリットとしてもう一点、データ移行時の快適さが挙げられます。

移行の手順自体は少し面倒なことも多いんですが、できてさえしてしまえば、また新たに自分なりの設定などに調整する必要などなく、以前使っていたiPhoneの状態がほとんどそのまま再現できてしまいます。

 

今回はこの少し面倒な手間がかかるiPhoneのデータ移行についての全体の流れと手順を解説していきたいと思います。

 

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iPhoneのデータ移行の流れ

iPhoneのデータを移行するにあたって必ずやっておきたい操作を以下の流れでご紹介していきます。

  1. iOSのアップデート
  2. iPhoneのバックアップを取る
  3. データを復元する

気を付けておきたい点なども解説していますので順番に確認していってくださいね。

 

iOSのアップデート

まずiPhoneのデータに触れる前にiOSのアップデートをしておきましょう。

バックアップを取る時点でのiOSバージョンによって復元時のリスクが増えたり、そもそも復元ができなかったりするため非常に重要な問題になってきます。

 

例えば、新しいiPhoneを購入した際基本的に最新のiOSが最初から入っています。

もしバックアップを取ったiPhoneが古いバージョンのままだった場合、iOSのバージョン違いを理由にータを移行することができないなどの問題が起きる可能性があります。

 

また、バックアップ時にiOS11以降のバージョンにアップデートしてあれば、iTunesでバックアップを取った際に付与した暗号化のパスワードを、忘れてしまった場合などに初期化を行うことができます。iOSでは解除の手段無し

iTunesで暗号化した時のパスワードを忘れた…―解除法はあるの?

こういった余計なリスクを回避するためにも、事前に必ずiOSのアップデートは行っておきましょう。

今さら聞けない?「iPhoneでiOSアップデート」の手順

 

iPhoneのバックアップを取る

iPhoneのバックアップデータを取りましょう。

このバックアップデータをそのまま次の新しい機種に復元することで、データ移行が完了します。

 

バックアップを取る方法は2種類ありますが、一番確実かつ安全な方法でデータを移行したいのであれば「iTunesでのバックアップ」をオススメします。

もう一つの選択肢である「iCloudでのバックアップ」では、一部データが保存できない問題や、保存しておける容量に制限があるため余計な料金がかかってしまう可能性があります。

 

バックアップを取る方法については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

iPhoneのバックアップ方法教えます―iTunesもiCloudも超簡単

iPhoneのバックアップを確認―簡単にバックアップできているか確認する方法

 

一部アプリは個別にバックアップを

一部ソーシャルゲームや、LINEなどのアプリに関しては、普通にバックアップを取っただけでは中のデータが保存できていない場合があります。

 

ソーシャルゲーム系だと、そのゲームごとに機種変更時の引き継ぎ方法が違っていたりするので、詳しくはゲーム内の公式サポートなどで確認が必要になります。

 

LINEに関しては、iTunesやiCloudでのバックアップとは別にLINE内でのバックアップ機能を使って保存しておくことをオススメします。

また、アカウント引き継ぎの際にパスワードやメールアドレスの登録が必要になってきますので、詳しいLINEのバックアップについては以下の記事で確認をお願いします。

LINEのトーク履歴をバックアップする方法【iPhone版】

 

移行したいiPhoneにデータを復元する

バックアップデータの保存が終わったら、次に移行先のiPhoneにデータを復元していきます。

iCloudとiTunesで少し手順が違いますのでそれぞれ確認していきましょう。

 

iCloudから復元

iCloudからデータを復元する場合、初期起動の状態に戻す必要があります。

すでにデータの移行をせずにホーム画面まで表示できてしまっている場合は一度本体の初期化をしておきましょう。

iPhoneの初期化ができない・・・方法は他にもありました!

 

初期起動状態のiPhoneが用意できたら、以下の手順でデータを復元していきます。

  1. iPhoneを起動する。
  2. 「こんにちは」の画面から、使用言語やネットワーク設定を順に設定していく。
  3. 「Appとデータ」の画面で、「iCloudバックアップから復元」をタップする。
  4. Apple IDとパスワードを入力してiCloudにサインインする。
  5. 「バックアップを選択」画面で、復元したいデータを選んでタップする。
  6. 復元完了後、再度初期設定が表示されるので順に設定していく。
  7. 各種設定入力後、「さぁ、はじめよう!」をタップする。

以上でiCloudでのデータ復元は完了です。

復元に関係の無いアプリに関しては、ホーム画面が表示された後にインストールなどを行っていくため、完全に完了するまでには結構な時間がかかる場合があるので、気長に待ちましょう。

 

iTunesから復元

iTunesからデータを復元する場合にも、初期起動の状態に戻す必要があります。

上記、「iCloudから復元」の項目を参考に一度本体の初期化をしておきましょう。

 

初期起動状態のiPhoneが用意できたら、以下の手順でデータを復元していきます。

  1. iPhoneを起動する。
  2. 「こんにちは」の画面から、使用言語やネットワーク設定を順に設定していく。
  3. 「Appとデータ」の画面で、「iTunesバックアップから復元」をタップする。
  4. パソコンにiPhoneを接続する。
  5. iTunesを起動すると、「新しいiPhoneへようこそ」の画面が表示される。
  6. 「このバックアップから復元」を選択し、復元したいデータを選んで「続ける」をクリックする。
  7. データを暗号化していた場合はパスワードを入力する。
  8. 復元完了後、再度初期設定が表示されるので順に設定していく。
  9. 各種設定入力後、「さぁ、はじめよう!」をタップする。

以上でiTunesでのデータ復元は完了です。

 

まとめ

以上、iPhoneのデータ移行についてご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。

バックアップ方法が複数あり、アプリによっては別途データを保存しておく必要があったりしますが、基本的にパソコンをお持ちの場合は「iTunes」でのバックアップをしておけば比較的ややこしいトラブルは起こらないかと思います。

しっかり手順を確認しながら、安全なデータ移行を行ってくださいね。



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ABOUTこの記事をかいた人

auで3年ほど店舗スタッフを経験。 「店員から見ても公式サイトわかりにくい!」という憤りからユーザーが理解した上で利用できるサービスやガジェット情報の発信サイト「華麗なる機種変」の作成をする。 ものの、わかりやすい情報って作成が難しいことを痛感し、日々悪戦苦闘中… 少しでもあなたのお役にたてられれば幸いです。