基本的にボクのパソコンでは「Skype」を使用する機会が少ないんですが、仕事でたまに使うことがあってインストールだけはしている状態です。
そのため普段から起動しておく必要もなく、パソコンが重くなるだけなので起動していません。
…なんですが、Skypeアプリをバージョンアップして以降なぜか自動起動が有効になっていて、パソコンを起動する度にタスクバーに「Skype」が潜んでいたため、かなりストレスに感じていました。
ネット上を調べていると、古いバージョンの「Skype」での設定方法や対処法しか掲載されていなかったため、実体験を元に色々と情報をまとめておきたいと思います。
目次
「Skype」の自動起動設定が消失
以前の「Skype」であれば、通常の設定の中に「Skypeを自動的に開始」と言った項目があったため、そこをオフにするだけで簡単に変更することができました。
ボクの場合、なぜか設定から自動起動に関する項目が消えてしまっていたんです。
Windows側のスタートアップに関する設定も確認したものの、「Skype」の項目が表示されておらず、手詰まり状態になっていました…。
「Skype」が自動起動してしまう原因は?
色々と個人的に調査した結果、どうやら「Microsoft Store」関連の不具合なのではないかと言う結果に。
と言うのも、Windows10からは「Microsoft Store」からアプリをインストールして利用できるようになったんですが、実はアプリの仕様が今までと若干変わっているんです。
「Microsoft Store」からインストールする場合には、「UWPアプリ」と呼ばれる新しい開発・実行環境の元に製造されたアプリがインストールされています。
「UWPアプリ」には開発者にも利用者にも様々なメリットがあるものの、現状はいまいち仕様や動作が安定していないケースも多く、今回のトラブルはここに原因がありそうです。
実際に試した対処法一覧
結果から書いておくと、「Skype」をインストールし直すことで自動起動に関する設定項目が復元したため、なんとか解決には至ったんですが、そこに行きつくまでになかなかの苦労がありました。
と言うわけでボクが色々と試した流れと、実際に解決できた対処法についてご紹介しておきたいと思います。
「Skype」のアンインストール
「Skype」アプリの一時的な不具合なども見越して、まずはとにかく現在インストールされているアプリをアンインストールしてみました。
Windows10でのアプリのアンインストール方法を念のため掲載しておきます。
- 「スタートボタン」からメニューを開く。
- 「Skype」のアイコンを探す。
- 右クリックする。
- 「アンインストール」を選択する。
「UWP版Skype」の場合はこれで簡単にアンインストールすることができます。
この状態で再度、「Microsoft Store」から「Skype」をインストールし直してみてください。
「Microsoft Store」のトラブルシューティング
ボクの場合は、「Skype」の再インストール時になぜかインストールの失敗ループにおちいってしまい、再インストールができなくなってしまいました。
その時点から、「Microsoft Store」自体の修復作業に切り替えたんですが、まず行った対処法としては「トラブルシューティング」の機能です。
Windows10では、各種機能に対しての「トラブルシューティング」を実行するプログラムが用意されているので、以下の手順で「Microsoft Store」に対してトラブルシューティングを実施してみてください。
- 「+i」キーの同時押しで「Windowsの設定」を起動する。
- 「更新とセキュリティ」をクリックする。
- 「トラブルシューティング」をクリックする。
- 「Windows ストアアプリ」をクリックする。
- 「トラブルシューティングツールの実行」をクリックする。
これで、Windows側で自動で修復できる程度の不具合であれば、簡単に復旧することが可能です。
もし問題を特定できなかった場合は以下に続きます。
「Microsoft Store」のキャッシュクリア
「Microsoft Store」に不要なデータや過去の履歴が残っているために、データの不整合などが起こってしまい、「Microsoft Store」に不具合が発生しているのかもしれません。
そういう場合の対処法としては、「Microsoft Store」のキャッシュクリアを実施するためのプログラムを実行してみましょう。
手順は以下の通りです。
- 「+r」キーの同時押しで「ファイル名を指定して実行」を起動する。
- 「WSreset.exe」と入力する。
- 「実行」をクリックする。
- 黒いウィンドウが閉じて「Microsoft Store」が起動するまで待機する。
これで、「Microsoft Store」の状態をリフレッシュすることができます。
ただボクの場合もそうだったんですが、数時間放置してもずっと画面が動かず、何も反応が無い状態が続くこともあるみたいです。
そういった場合には、一度この黒いウィンドウを閉じてしまってから、次の方法を試してみてください。
「Microsoft Store」の再インストール
ネットで調べつつ、「Microsoft Store」の再インストールも試してみました。
ちょっとややこしく感じるんですが、単に以下のコマンドをコピーして貼り付けるだけなので、試しておいてください。
- 「+x」キーの同時押しでメニューを開く。
- 「Windows PowerShell(管理者)」を選択する。
- 起動したウィンドウで以下の2つのコマンドを順番に実行する。
- PowerShell -ExecutionPolicy Unrestricted
- Get-AppXPackage -AllUsers |Where-Object {$_.InstallLocation -like “*SystemApps*”} | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register “$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml”}
直接手入力は大変なので、コマンドをコピーした上で、「PowerShell」内で右クリックすれば簡単に貼り付けが可能です。
どうしても改善しない場合は…
ここまでの対処法でもどうしても改善しなかった場合…根本的な解決にはなりませんが、最後の手段があります。
それは、「UWP版Skype」を諦めて「従来のWindows向けのSkype」をインストールする方法です。
どうしても「Microsoft Store」からのアプリインストールは不安定なところがあるので、とりあえず一旦そっとしておくと言う選択肢もあるかと思います。
まぁボクも結局この方法で妥協したので、解決自体はできるはずです。
「従来のWindows向けのSkype」のインストール方法としては、以下の手順で実施可能ですので参考までに。
- Skype:公式サイトにアクセスする。
- 青色の「Skypeをダウンロード」ボタンの右にあるプルダウンボタンをクリックする。
- 「Skype for Windows」を選択する。
- ダウンロードされた実行ファイルを起動する。
これで旧式のインストーラーによる「Skype」の導入が可能です。
間違って「Skype for Windows10」を選択してしまうと、先ほどと同様に「Microsoft Store」に飛ばされてしまうので注意してください。
まとめ
今回は「Skype」の自動起動が解除できないトラブルから「Microsoft Store」の不具合修復に関する内容までを実体験を元にまとめてみました。
同じような症状で頭を抱えている方はぜひ参考にしながら対処してみてください。
この記事がトラブル解決の一助となることを祈っています!
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