最近はLINEなどの普及もあってずいぶん使う頻度は落ちましたが、「電話番号」は重要な個人情報の一つです。
知人友人とのトラブル時や、何らかの理由で漏洩してしまったりした際に、どうしても変更したい時もありますよね。
そこで今回は、auでの電話番号の変更方法や注意点について色々と情報をまとめてみたいと思います。
目次
auで電話番号変更は可能?
まずは肝心の電話番号の変更可否についてですが、auでは電話番号を変更するための手続きが用意されています。
ただし、音声通話に対応している機種のみとなりますので、タブレットなどに付与されている契約上の電話番号を変更することはできません。
また変更手続きの際、事前に準備しておくべきことや気を付けておくべき点などもあるので、手続きをスムーズに終わらすためにも順番に確認しておきましょう。
auで電話番号変更の際に必要なもの
ではauで電話番号変更を行う際に必要なものについて解説していきます。
きちんと把握した上で、実際に手続きを行う直前にも念のため確認しておきましょう。
受付場所
まず電話番号変更の手続きを受け付けている場所についてですが、基本的には「auショップ」での店頭受付のみとなっています。
電話番号を変えるくらい公式サイトやお客様センターで対応してくれればいいのに…と思ってしまう気持ちも分かりますが、これには理由があります。
それは携帯電話に挿入されている「ICカード(SIMカード)」の問題です。
実は電話番号の情報というのは全てこの「ICカード」に記録されているんです。
そのため、カード内の情報を書き換える、もしくはカードごと交換しない限りは電話番号を変更することができないんですね。
持ち物
続いて電話番号変更時に必要な持ち物について解説しておきます。
分かりやすく一覧でまとめるとこんな感じです。
- 携帯電話本体(ICカードも含む)
- 本人確認書類(免許証、保険証など)
- 印鑑(なければサインでもOK)
- 契約名義が自分以外の場合:
委任状+名義人の本人確認書類のコピー - 来店者が未成年の場合:
親権者同意書
- 契約名義が自分以外の場合:
基本的には上の2つがあればOKです。
家族の名義で契約している方などは別途委任状などが必要になりますので注意してください。
費用
電話番号変更の際にかかる費用としては以下の通りです。
支払い方法については、翌月の携帯電話料金に合算されて請求されますので当日に支払う必要はありません。
所要時間
参考までに、auでの電話番号変更手続きにかかる時間についても触れておきたいと思います。
店舗の込み具合などを考慮しなければ、手続き自体は10~15分程度で完了します。
ただし、ICカードの在庫状況や電話番号の空き具合などによっては少し前後する可能性はあります。
また、手続き完了後はすぐに変更後の電話番号を利用することができます。
電話番号変更時の注意点
ではauでの電話番号変更時の注意点についてもまとめておきたいと思います。
細かく記載しだすとキリがないんですが、とりあえず抑えておくべき重要な項目について解説します。
メールアドレスも変更される
電話番号の変更に際して、最も気を付けておくべきなのがこのメールアドレスの変更に関する問題です。
上の方でも書いた通り、電話番号の変更=ICカードの変更となるわけですが、カードにはメールアドレスの情報なども含まれるため強制的に変更となってしまいます。
ただ「540日ルール」というものがあって、メールアドレスの変更後540日以内であれば以前使っていたメールアドレスに戻すことができます。(2つ前までさかのぼり可能)
「@ezweb.ne.jp」が使えなくなる?
ちなみに余談になりますが、auのメールアドレスと言えば「@ezweb.ne.jp」という文字列がながらく使用されてきました。
「ezweb」というのは、auが提供していた通信サービスの名称だったんですが、現在においてはauとの関連性がいまいちわかりづらいし何より長ったらしいですよね。
というわけで、2018年5月以降はよりauっぽさを出すために「@au.com」という文字列に統一されることになったんです。
つまり、これから電話番号を変更しようと思っている場合は、それに伴って付与される新しいメールアドレスもこの「@au.com」になってしまうというわけです。
(まぁ540日ルールで元に戻す場合は「@」以降も元に戻るのでその辺は安心してください。)
正直分かりやすいし見た目もシンプルだし、個人的には新しい方が好きなんですが、「@ezweb.ne.jp」が気に入ってるって方は注意が必要です。
送受信メールが削除される
電話番号変更に伴うメールアドレス変更は、送受信済みのメールデータにも影響を与えます。
メールアドレスの変更に伴って、それに紐づいた送受信メールもすべて消えてしまう点にも注意してください。
もし重要な過去のメールなどがある場合は、事前にパソコンなどにバックアップデータを保存しておく必要があります。
電話帳が消える可能性がある ※iPhoneの場合
使用しているスマホがiPhoneの場合、電話番号の変更によって電話帳のデータが消えてしまう可能性があります。
これは設定にもよるんですが、iPhoneの電話帳データがメールアドレスに紐づいてしまっている可能性があるために起こる現象なんです。
実は、auのiPhoneのメールアドレスに関するシステムは前々から評判が悪く、スタッフの間でも詳細に理解している人間の方が少ないという酷い状況でした。
最近はかなりシンプルに改善されたんですが、昔からずっとiPhoneを使っているユーザーなんかだと、当時の爪あとが今も残ってしまっている可能性があります。
ですので万が一のため、事前にバックアップデータを取っておくことをオススメします。
番号を指定したい場合は「YOU選番号サービス」
基本的に電話番号変更の手続き自体は、現在使われていない番号の組み合わせからランダムに選ばれたものが適用されます。
ただ、電話番号を覚えやすい数字やこだわりの数字に指定したいという場合もあるかと思います。
その場合は「YOU選番号サービス」というものを申し出る必要があります。
(申し出るといっても「番号指定したいんですけど~」って感じで言えばOKです。)
このサービスを利用することで、電話番号の内「下4桁」を任意の組み合わせに指定することができます。
もしその番号に空きがあれば、ランダムな上4桁を組み合わせた候補が3つほど出力されますので、好きな組み合わせを選んで完了です。
ちなみにサービス利用料に関しては、事務手数料2,000円に含まれていますので別途料金は必要ありません。
まとめ
今回は、auで電話番号を変更する方法や注意点などについて色々と情報をまとめてみました。
最近はLINEなどの音声通話もできるアプリが普及しているのもあって、スマホの電話番号を使って電話する機会もずいぶん減りましたよね。
とは言え、ビジネスシーンや店舗への問い合わせなど、電話機能がどうしても必要になるケースもあります。
もし電話番号を変更する予定のある方は、ご紹介した内容をきちんと確認した上で店舗に向かうようにしてくださいね。
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