【Googleメンバーシップ・リワード】「おめでとうございます！Googleをお使いのあなた！」に気を付けろ…！

『「Googleメンバーシップ・リワード」

おめでとうございます！Googleをお使いのあなた！当選しました！』

と言ったGoogle公式っぽいロゴと共に、盛大な祝福から始まるこんなポップアップ広告が表示されたあなた。

半信半疑って感じでネット検索をかけてる方がほとんどかと思いますが、もし少しでも手続きを進めてしまっている場合は今すぐ中止してください。

結論から言ってこれは、新手のフィッシング詐欺です。

噂には聞いていたものの、つい先日ボクの業務用パソコンにもこのお祝いが届いたため、自分でも詳しく調べてみることに…

いわゆるフィッシング詐欺

先ほども書いた通り、この迷惑な通知は昔から存在するいわゆる「フィッシング詐欺」と呼ばれる手法です。

メジャーな企業名や緊急性の高い状況などを利用することでユーザーを信用させ、生年月日やメールアドレス、クレジットカード情報などの個人情報を収集して悪用するといった悪質な詐欺行為のひとつです。

今回取り上げたケースだと、「Googleメンバーシップ・リワード」や、「Googleをお使いのあなた」など、あたかもGoogleが公式で行っているキャンペーンかのように見せかけているのが非常に巧妙で、ネットでもかなり話題になっているみたいです。

最近は特にスマホの普及もかなり進み、こういった詐欺行為などを判断しにくいような学生や年配の方などがターゲットにされるケースも非常に多いらしく、色々なサイトなどでも度々注意喚起が行われています。

絶対に個人情報の入力は厳禁

対象者としてはWebブラウザの「Google Chrome」を使用しているユーザーで、パソコン・スマホなど端末の種類に関わりなく発生してるみたいです。

フィッシング詐欺に関しては特にウィルスに感染したり、パソコン内に深刻な不具合がおきてしまったというわけでもないので、信用して個人情報などを提供してしまわない限りはユーザー側に被害は無いと言っていいでしょう。

まだクレジットカード情報などの個人情報を入力してしまう前にこのページにたどり着いたあなたは、まず安心してもらって大丈夫です。

下手に操作せずに、対処法に従って速やかに対応していきましょう。

「Googleメンバーシップ・リワード」が表示された場合の対処法

今回の様なフィッシング詐欺広告が表示されてしまった場合、ウィルス感染や個人情報の漏洩などの被害に遭ってしまっていたらどうしよう…なんてヒヤヒヤしている方もおられるかと思います。

ですが、上でも書いた通りまず自分から何か情報を提供しない限り被害はありませんので安心してください。

ゆっくりと今の状況に合わせて対処法を実施してください。

まだ個人情報を何も入力していない場合

仮にこのようなフィッシング詐欺の広告で、誘導されるがままに手続きを進めていった場合、個人情報の入力を必ず求められます。

今回のケースであれば「氏名・住所・クレジットカード」などを入力することで最新のスマートフォンをプレゼントしますといった内容の画面に進むことになるんですが、まだそういった個人情報を入力する前段階であればセーフです。

対処法としては…そのままその画面、またはWebブラウザのタブを閉じてしまってください。

「この画面を本当に離れますか？」などのちょっともったいなさを強調するような警告が出たとしても、気にせず閉じてしまってOKです。

ボクがauショップで勤務していた頃も、結構こういった相談をしに来るお客さんが多く…

いわゆるアダルトサイトなどでフィッシング詐欺やワンクリック詐欺に当たってしまったものの、画面を閉じるのもなんとなく怖かったらしく、アダルトな画面のままショップに持ってきた…なんて方も結構いらっしゃいました。

ってな感じで、結構そのまま画面を消したりするのをためらってしまう方も多いみたいなんですが、こういった広告系の詐欺に関しては、ブラウザの機能を使用していたり、不安をあおるようなページに飛ばされたりするだけの話なので、気にせず消してしまっても問題はありません。

すでに個人情報を入力してしまった場合

もしあなたが、すでに名前やクレジットカード情報などの個人情報を入力してしまったって場合。

これは実際に被害が発生する可能性がかなり高くなります。

名前や住所に関してはすぐに変更することも難しいので対処が難しいんですが、実害の例を挙げるなら身に覚えのない営業広告やダイレクトメールなどの数がもしかしたら増えてしまうかもしれない…といった程度の被害である場合が多いです。

ただし、クレジットカード情報に関しては危険性が非常に高いです。

入力してしまっていた場合はまず、契約しているクレジットカード会社に相談することをオススメします。

できることならカードの再発行手続きを行った上で、請求内容の中に身に覚えのない決済が含まれていないかなどを確認し、しばらくは細心の注意を払う必要があるかと思います。

使用されていたURL

ちなみに僕もGoogleメンバーシップ・リワードに当選(?)したことがあってその際は以下のURLでした。

同じような画面で確かめたい人用にURLを記載します。

http://trafficads.net/graun/?pubads=15bac33bc28054#

繰り返しになりますが、このアドレスは詐欺ですので同じようなアドレスの場合、絶対に個人情報を入力してはいけません。

また内容などを変更して詐欺行為に及ぶ可能性もあるので、URLのコピーなどもやめておきましょう。

まとめ

今回は最近ネット上で被害者が続出している『「Googleメンバーシップ・リワード」で当選しました！』の表示の実態や対処法について色々とまとめてみました。

今や小学生でもスマホを持ってインターネットに接続できるような時代です。

時代の流れに沿って、こういった詐欺行為も巧妙に進化しているみたいですので、くれぐれも注意を怠らないようにしてください。