パソコンを扱っていると、多種多様なファイル拡張子を目にします。
最近の機種であれば、別途ツールやアプリなどを導入しなくてもメジャーなファイル種であれば操作することができるかと思います。
ただ一部、専門性の高いアプリやマイナーなプログラムで使用するためのファイルなど、今まで見たことの無い拡張子を見かけることもあります。
そういった拡張子の一つに「dwg」ファイルというものがあります。
主にビジネスシーンで用いられることの多い形式なんですが、ファイルの開き方や処理の方法がわからないと困っているユーザーが意外と多いみたいです。
「dwg」ファイルとは
まずはじめに「dwg」ファイルについて簡単に解説しておきたいと思います。
「dwg」ファイルというのは、Autodesk社が提供しているCADソフト「AutoCAD」で作成する図面ファイルに用いられる拡張子のことです。
ちなみにCADと言うのは「Computer Aides Design」の略称で、建築や電子機器などの設計・デザインを行うためのソフトウェアの総称です。
ファイル形式としては各ソフトウェアごとに色々と種類があるものの、お互いに互換性があるものが多いです。
その中でも「dwg」ファイルは特にメジャーな拡張子と言えるので、基本的にCADソフトさえ用意できれば開くことができます。
「dwg」ファイルの開き方
では本題である「dwg」ファイルの開き方について解説していきます。
上述の通り、CADソフトさえあれば簡単に開くことができるんですが、そのファイルを開くためだけに数万円単位の専門的なソフトを購入するのも難しいかと思います。
もちろん、今後自分でもCADファイルを取り扱う予定があるのであれば検討の余地はあるかもしれませんが、ファイルの中身さえ確認できればOKという方が大多数でしょう。
そういった場合は、Web上で提供されている無料の閲覧用ソフトウェアを利用するのが最適です。
オススメとしては、AutoCADの提供元であるAutodesk社が提供している閲覧用ソフトウェアに「DWG True View」というものがあります。
公式サイトからすぐにダウンロードできて無料で使用できる上に、追加のプログラムを入れることで簡単な編集も可能になるという優れものです。
以下のページから確認してみてください。
よく使う場合は「既定のアプリ」が便利
もし頻繁に「dwg」形式のファイルを開くことがあるのであれば、閲覧時の手間を省略したいと思いませんか?
わざわざソフトウェアを起動して、ファイルを選択して…というのも面倒なので、Windowsの「既定のアプリ」という機能を使って短縮しましょう。
「既定のアプリ」というのは、特定のファイル形式に対して実行する際のアプリを紐づけておくための機能のことです。
設定しておくことで、次回以降は対象の「dwg」ファイルをダブルクリックするだけで起動するようになります。
設定の手順は以下の通りです。
- 「+i」キーの同時押しで「Windowsの設定」を開く。
- 「アプリ」を選択する。
- 「既定のアプリ」を選択する。
- 「ファイルの種類ごとに規定のアプリを選ぶ」をクリックする。
- 名前の項目から「.dwg」を探す。
- 右側の「規定を選ぶ」をクリックする。
- 「DWG True View」を選択する。
これで、毎回の面倒な実行操作を省くことができます。
他の形式に変換は可能?
CADで作成したファイルというのは、一見1枚の画像のように見えることが多いですが、実際には様々なデータが含まれています。
基本的に他の形式に変換してしまうとその時点でそういった特殊なデータが飛んでしまう場合があります。
専用のソフトを使えば、PDFやJPEGなどの画像形式に変換すること自体は可能ですが、そういったデータの損失リスクを考慮した上で実行する必要があります。
まとめ
今回は、「dwg」ファイルの詳細や開き方について詳しくまとめてみました。
馴染みのない方には全くなんのファイルなのか見当もつかないし、開くためのソフトもどうすればいいのかって感じで困っちゃいますよね。
そんな時は、ご紹介したように無料の閲覧ソフトが用意されていますのでぜひ活用してみてください。
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