128kbpsがどのくらい遅くなるのか比較してみた

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「128kbps」という通信速度、普段と比べて一体どのくらいの速度なの?

 

スマホをケータイ会社で契約すると、どのプランを選んでも基本的にデータ通信量に制限が設けられています。

月ごとに決められた量を超えて通信してしまうと、この「128kbps」という通信速度まで落とされてしまい、その状態で月末まで過ごさなくてはいけません。

ただ、ネットなどでも遅い遅いとよく言われるこの「128kbps」という通信速度、実際いつも使っている状態と比べるとどの程度遅いんでしょうか

今回はそんなふとした疑問について調査した結果についてまとめてみましたので、よければご覧になってください。

 

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128kbpsって普段と比べてどのくらい?

3キャリアで契約しているスマホの場合、使用する曜日、時間帯や地域などにもよりますが、基本的に普段使っている速度となると30~80Mbpsくらいの範囲で通信を行っています

通信制限が掛かった状態の速度が「128kbps」ですので、遅い時で1/250、早い時だと1/650もの通信速度の差があることになります。

 

制限中の速度が普段と比べていかに遅いか、数値的にはわかってもらえたでしょうか。

では続いて、この128kbpsの通信速度だと実際の操作にどの程度影響が出るのかを具体的に見ていきたいと思います。

 

128kbpsでメールを使う場合

スマホでメール機能を使用する場合、文字数や添付データの有無にもよりますが、1通の送受信辺り約「3~5KB」のデータ通信が行われます。

これは通信制限中の128kbpsという速度でも余裕をもって十分に処理することができる内容と言えます。

 

128kbpsでネット検索を行う場合

Google検索などで一般的なWebページを1つ見る度に、約「300~500KB」程度のデータ通信が発生しています。

ページ内に動画データ凝ったデザインなどが施されている場合には、さらに大量の通信量が必要となります。

 

128kbpsの制限が掛かった状態だと、テキストメインのブログなど軽いWebページ程度であれば比較的違和感なく表示できるかと思いますが、企業の公式サイトなど画像なども多く掲載されたページだと普段の1.5倍~4倍程度の時間が掛かってしまうこともあるかと思います。

 

128kbpsでLINEを使う場合

LINEには多数の機能がありますが、普段主に使用する「トーク」「無料通話」に絞ってご紹介します。

  • トーク:1回のメッセージ送受信辺り約「2~3KB」
  • 無料通話:1分の通話辺り約「300~500KB」

と言った感じのデータ通信がそれぞれ発生しています。

 

これらを128kbpsの通信制限中に行うとすると、「トーク」のやり取りに関しては「メール」と同様文字データがメインのため問題なく処理が可能です。

ただし、動くスタンプなどの少しデータサイズの大きいものを送受信する際には普段より時間がかかってしまう可能性があります。

 

また、「無料通話」に関しては制限中128kbpsのの2倍以上の通信量を、常時リアルタイムに必要とするため通話中にブツブツと途切れてしまったり、最悪接続できない場合もあります。

無料通話の使用は難しいかと思います。

 

128kbpsでYouTubeを見る場合

YouTubeの場合は、視聴する画質や使用しているブラウザにもよりますが、1分間の動画を視聴するのに約「3~5MB(3000~5000KB)」と、かなり大量のデータ通信を行うことになります。

128kbpsの制限中に動画を視聴しようとした場合、短めの動画であれば見れるものもあるかと思いますが、30分・1時間の動画となってくると通信量が再生に追い付かず、常に読み込み中の表示が出てしまってまともに視聴するのは難しいです。

 

128kbpsになってしまった場合の対処法

実際128kbpsの速度制限状態になってしまった場合、以下の方法で改善することができます。

 

制限解除オプションを購入する

各ケータイ会社には、通信制限にかかった際にそれを解除するための有料オプションが必ず用意されています。

会社によって料金や内容には違いがありますが、どれも意外と高額となっているため、本当に高速データ通信が必要で、困っているといった状況でない限りはオススメしません。

 

ちなみに以下に大手キャリアの解除オプションの料金をざっくりとご紹介しておきますので参考までに。

au:「データチャージ」→0.5GB/550円、1GB/1000円の任意チャージ制

docomo:「128kbps通信解除」→2GB/2500円の自動課金制

Softbank:「追加データ」→0.5GB/550円、1GB/1000円の任意チャージ制、または1GB/1000円の自動課金制

 

Wi-Fi環境を使って我慢する

通信制限が掛かっているのはあくまでもLTEを使った通信なので、自宅や周辺にWi-Fiを使用できる環境があれば、それを使って解除のタイミングまで我慢するのが最も無難な選択肢かと思います。

 

128kbpsにならないための予防策

こんな感じで色々と面倒な通信制限にかからないために、普段からとれる予防策をご紹介しておきます。

 

データ管理アプリを使う

データ通信量のチェックアプリなどを使用して、日々のデータ使用量をきちんと管理しておくことで、1日に使っても問題ない量や、月末の使い残しなども減らすことができるためオススメです。

以下にボクが実際使っている通信量の管理アプリをご紹介しておきます。

 

DataFlow – Data Manager

アプリを起動して、自分の契約プランのデータ容量を入力しておくだけで、その日使ったデータ通信の量をLTE通信とWi-Fi通信とに分けてカウントしてくれます。

また、月末までの残りの日数とデータ容量の残量を%表示で確認できるため、確認したいことを簡潔に知ることができるため、非常に便利です。

 

スマホの契約プランを変更する

通信制限に毎月のように引っかかってしまうという場合には、そもそも現在契約しているプランの内容が自分に合ってない可能性が高いです。

料金節約のためにプランを安く抑えていても、結果的に通信制限でストレスを感じてしまったり、解除オプションで余計な追加料金を払わされたりしていたら、元も子もないですしろくなことはありません。

一度自分に合ったプランへの切り替えを検討してみてください。

 

もしプランの内容や自分の使用量などもあまりわからない状態でプラン変更を考えているのであれば、ケータイショップに向かうことをオススメします。

ここ数カ月の自分のデータ使用量などを確認した上で、適切なプランを提案してくれるかと思います。

 

まとめ

今回はスマホのデータ通信制限「128kbps」が、実際どのくらい遅くなるのかについて調査した結果をご紹介してみました。

数値的には、普段の1/250~650程度の速度しか出ていないなんて聞くと、何もできなさそうにも思えますが、意外とメールやライン程度であれば問題なく使えることがわかりました。

とは言え、まずは通信制限にかからないように普段からデータ通信量に意識を向けつつ、Wi-Fi環境などもうまく利用して快適に使用していきたいですね。



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ABOUTこの記事をかいた人

auで3年ほど店舗スタッフを経験。 「店員から見ても公式サイトわかりにくい!」という憤りからユーザーが理解した上で利用できるサービスやガジェット情報の発信サイト「華麗なる機種変」の作成をする。 ものの、わかりやすい情報って作成が難しいことを痛感し、日々悪戦苦闘中… 少しでもあなたのお役にたてられれば幸いです。