あなたのiPadはきちんと充電されていますか?
いつもの充電ケーブルをiPadに差し込むと、なぜか「充電していません」の表示が出て充電できていない。
こんなトラブルに遭遇したという声をよく耳にします。
実際ボクも普段から、仕事用のノートPCに充電ケーブルを接続してiPadを充電しっぱなしにしているんですが、右上のステータス欄に常に「充電していません」が表示されていて困惑していました。
この「充電していません」という表示ですが、発生する原因として考えられることは結構多いみたいです。
そこで今回は『iPadに「充電できません」が表示された時の確認ポイント』について色々と徹底的に詳しくまとめてみました!
以下の通りご紹介していきますので、順番に確認してみてくださいね。
- 「充電していません」が出るときの確認ポイント
- まずは再起動してみる
- 充電器は純正品?
- 充電アダプタの大きさはあってる?
- パソコンから充電していませんか?
- 本体に電気が溜まってしまってる?
- 物理的な故障かも
目次
実は少しずつ充電されているかも
この「充電していません」という表示、実はどこかが故障しているわけではなく単に充電するために必要な電力が不足していることを教えてくれているだけの可能性もあるみたいです。
冒頭で書いていたボクのiPadの場合も実はこの状態だったみたいで、色々調べつつもとりあえずすぐに使うわけでもないので、ダメ元で接続しっぱなしにしていたんです。
するとバッテリーを確認してみると朝は50%くらいしかなかったのに、帰り際には65%くらいまで増えていたりってことがよくあったので、実は充電できてるんだなぁとホッとしたのを覚えています。笑
とは言えもちろん正常な状態とは言えませんし、急を要する場合には全く役に立たない程度の充電速度ですので、考えられる原因と対処法について確認していきましょう。
まずは再起動してみる
パソコンでもスマホでもiPadでも、電子機器類の定番トラブル解決法である本体の再起動をまず試してみましょう。
一時的な不具合などに関しては、再起動をしてやることで正常な状態に戻る場合がほとんどです。
Apple Storeや公式サポート窓口でもまずこの本体の再起動を試すように推奨しています。
充電器は純正品?
今使ってるiPadの充電器はきちんとAppleの純正品を使用しているでしょうか。
例えば100円ショップなんかで販売されている充電器なんかだとよくあるんですが、すぐに破損してしまったり、電力が足りてなくてうまく充電できなかったりと言ったトラブルが起きやすいです。
ただしこれに関しては一概に悪いとは言いづらいのも事実です。
実際ボクもコンビニや100円ショップで買った充電機も持っていて、値段もお手頃で基本的には不都合なく充電できることが多いため確かに便利な面もあるんですよね。
なのでその便利さは認めた上で普段は活用しつつも、「充電していません」が表示される原因の一つとして十分考えられるため、一度純正品を使用しての充電を試してきちんと充電できるかどうかを確認しておくといいかと思います。
充電アダプタの大きさはあってる?
確認すべきは、充電のために繋いでいる充電ケーブル・・・ではなくさらにその先の「充電アダプタ」です。
コンセントに直接くっついている四角い部分、このアダプタの大きさを確認してみてください。
iPhone用の充電アダプタと混同してしまってはいないでしょうか?
※iPhone用充電アダプタ/iPad用充電アダプタ
(※Apple(日本)『アクセサリショップ:電源&ケーブル』より)
iPadは大きさや性能の分、iPhoneよりも大きなバッテリーを搭載しています。
なのでiPhoneの約2倍近い電流を流してやらないとiPadは十分な充電が行えないんですね。
その役割を担っているのが先ほどの「充電アダプタ」なんです。
ケーブルに違いはありませんが、充電アダプタが電力の弱いiPhone用のものになっていると正常に充電ができないため「充電していません」という表示が出てしまうんです。
きちんと充電アダプタの種類を確認して、iPad用の大きな充電アダプタを繋ぐようにしましょう。
パソコンから充電していませんか?
もしあなたがコンセントからではなく、パソコンのUSB端子からケーブルを繋いで充電していた場合、充電に必要な電力が足りていない可能性が高いです。
パソコンのUSB端子からの給電は、ほとんどの場合マウスなどを動かす程度の比較的弱めの電力しか流すことができません。
ですのでiPad用の充電器を使用してコンセントから直接の充電を行ってみてください。
どうしてもパソコンからの給電が必要な場合は、高電圧USBポートなどの少し特殊な機器が必要となりますのであまりお勧めはできません。
本体に電気が溜まってしまっているのかも
iPadなどの精密機器は電機や磁力などの影響に非常に弱いため、基本的にそういったものが溜まってしまわないように外に逃がせる構造になっています。
ですが、長時間電源を入れっぱなしにしていたりするとどうしても帯電(電気が基盤などに溜まってしまう)してしまって、機能がおかしくなってしまったり故障の原因になってしまったりするんです。
対処法としては、一度バッテリーを使い切ってしまった空の状態でしばらく(15分~30分程度)放置するという方法が有効です。
普段電源は基本的につけっぱなし、バッテリーが切れそうになっても充電ケーブルを接続して電気を供給される、と言った感じで常に電気にさらされ続けている状態では帯電してしまった状態が完全に抜けきりません。
バッテリーが空の状態を意図的に作ることで、そういった状況を解消することができます。
物理的な故障かも
電力量や充電環境に問題がないとすると他の原因としては、本体や周辺機器の物理的な故障の可能性が高いといえます。
「充電していません」が表示されてしまう場合に考えられる、一般的な故障としては、
- バッテリーの故障
- iPad本体の充電コネクタの故障
- 充電ケーブル/アダプタの故障
- コンセント自体の故障
などが一般的ですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
バッテリーの故障
バッテリーがトラブルを起こしている可能性があります。
本体的には、内部に電気が溜まってしまうのは良くない状態なんですが、バッテリーに関してはエネルギーが空の状態が長時間続くことで不具合の原因になってしまうことがあるんです。
例えばしばらく使っていなくて、完全にバッテリーが0%の状態で数カ月放置していたiPadなんかだと、久々に使おうと思って充電ケーブルを接続してみても全く反応しない場合があります。
これはバッテリーが空の状態が長時間続いたことで、自分を充電するためのエネルギーすらなくなってしまっているような状態で、長時間充電し続けることで回復する場合もあります。
ですが、場合によってはそのまま充電できない状態になってしまったり、一旦回復したとしても充電速度などに影響が残り「充電できません」の表示が出てしまうと言ったトラブルの原因となります。
バッテリーが一旦こういった異常な状態になってしまうと、自然に改善することは難しいかと思います。
Apple Storeやクイックガレージなどの正規の修理サービス店に持ち込んで交換してもらうのがいいでしょう。
iPadの充電コネクタの故障
iPadやiPhoneなどApple製品には基本的に充電コネクタにカバーなどは付いていません。
そのため普段使っているうちにホコリや手垢などの汚れが充電コネクタ内に蓄積してしまうことがあります。
その蓄積した汚れなどが充電ケーブルとの接触を阻害することで十分に充電ができず、iPadに「充電していません」が表示されるなんて場合もあります。
そういった場合にはやわらかい布や、綿棒の様なものを使って充電コネクタ内部を掃除してやることで改善するかもしれません。
また、濡れたまま放置していたために内部が錆びてしまっている、なんてケースもあります。
内部が錆びてしまうと、正直自分で対処するのは困難かと思います。
無理に内部を削ったりすると余計に状況が悪化する可能性もあるので、おとなしく修理に出すことをオススメします。
充電ケーブル/アダプタの故障
充電器側の故障の可能性も十分に考えられます。
まずよくあるのが充電ケーブルの破損で、カバーの内部で断線なんかしていると外見からはわからないので気付きづらい場合もあります。
特にペットを飼っていたり、小さいお子さんがいる家庭であればいたずらや事故なんかで知らないうちに断線してしまっていたりなんてこともありがちです。
断線してしまうと充電速度に影響が出たり、最悪一切充電できなくなったりすることもあるので注意が必要です。
また同様に、充電アダプタ側が故障している場合もあるかもしれません。
ケーブル程故障しやすいものではありませんが、コンセントに差込むツメの部分が錆びてしまっていたり、落とした衝撃などで内部で断線を起こしてしまっていたりと、「充電していません」が表示される原因としては十分考えられる原因と言えます。
別の充電器を持っているのであれば、一度正常に充電できるか確認してみてください。
持っていない場合は友人に借りたり、正規の修理店に持ち込んで確認してもらうなどの方法で試してみてください。
コンセントの故障
状況としては起こりにくいかと思いますが、充電器を接続しているコンセント側の故障が原因で「充電していません」が表示されている可能性もなくはないです。
自宅のコンセントであれば、普段から使っているので異常があれば比較的すぐ気づけるかと思いますが、旅先や仕事場のコンセントなんかだと、自分以外の人がどういった使い方をしているかもわかりませんし、実は故障しているってケースもあり得ます。
一度別のコンセントなどに接続してみて、正常に充電ができるかどうか確認してみてください。
まとめ
今回はiPadで「充電していません」が表示されてしまうトラブルについて原因と対処法について詳しくまとめてみました。
チェックポイントをおさらいすると
- 実は速度が遅いだけで充電されている場合もある。
- 「充電していません」が出るときの対処法
- 再起動してみる
- Apple純正品の充電器を使用して充電する
- iPad用の大サイズの充電アダプタを使う
- パソコンのUSBポートから充電してる場合はコンセント充電を試す
- 本体の帯電状態を解消する
- 物理的な故障の場合はおとなしく修理業者に依頼する
といった内容でした。
また充電アダプタに関しては、iPhone側にも同様の注意が必要です。
iPad用のアダプタをiPhoneに使用してしまうと、電力が強い分iPhoneのバッテリーに強い負荷がかかってしまい、消耗が早まってしまう原因となります。
専用の充電器が用意されていることにはきちんと意味があるということを理解して、めんどくさがらずにそれぞれに適した充電器を使用しましょう。
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