「SIMが必要です やり直してください」
古いiPhoneなんかを初期化してアクティベート(初期設定)しようとするとこんな表示が出てきて先に進めなくなってしまうことがあります。
「SIMカードは機種変更の時に差し替えちゃったし、もう使えないのかな…」
なんてガッカリしてる方も多いんじゃないですか?
でもこのトラブル、意外と簡単に解決できちゃうみたいですよ。
今回はこのiPhoneで「SIMが必要です やり直してください」が出た時の対処法についてご紹介していきたいと思います。
目次
iPhoneに「SIMが必要です」と出た場合の対処法
iPhoneのアクティベートを中断させてくる「SIMが必要です」という表示。
原因は読んで字のごとく、そのiPhoneにSIMカードが入っていないことが原因です。
以下の対処法でアクティベートを完了させちゃいましょう。
別のiPhoneのSIMカードを使う
要はアクティベートの時だけSIMカードが認識できていればOKなんです。
ということで、今現在使っているiPhoneや家族が使っているiPhoneなど、なんでもいいので別のiPhoneのSIMカードを一旦抜き取って、「SIMが必要です」が出ているiPhoneに差し込んでしまいましょう。
そしてアクティベートの流れが一通り完了して、ホーム画面まで無事到達できたら、改めてSIMカードを元の端末に戻しちゃってください。
画面の左上に「SIMなし」などの表示が出るかと思いますが、動作に支障はありませんので安心して使ってください。
ただし注意点としては、SIMカードのサイズが一致している必要があります。
iPhone 5以降はずっと「nano-SIMカード」という今出回っている中では最も小さなサイズのSIMカードが使用されているため、最近の機種であれば基本的にどれでも差し替えは可能なはずです。
もちろん「nano-SIMカード」でさえあれば問題ないので、iPhoneに限らずAndroidスマホから抜き取ってきても問題なしですよ!
アクティベーションカードを購入する
別のスマホが無いって場合や、「nano-SIMカード」以外の対応機種しか無かったなんて場合もあるかと思います。
残念ながらSIMカードなしでこのアクティベートを突破する方法は無いので、どうしてもそのiPhoneを使いたい場合はアクティベート用にSIMカードを購入しちゃいましょう。
なんと最近はアクティベーション専用のSIMカード「アクティベートカード」なんてものが一般的に売られているんです。(ボクも最近知りました…)
普通にネットで検索すればAmazonなんかでも販売していて、価格は600~800円程度となかなかお求めやすいお値段でした。
アクティベートの際にSIMカードの情報が紐づけられてしまう!なんてこともないので、これ1枚あれば(する機会があるかどうかはさておき)今後何台でもiPhoneをアクティベートすることができます。
もしどうしてもiPhone用のSIMカードを持っていないって場合には、それほど高い買い物でもないので1枚購入してしまうのもありかもしれませんね。
SIMトレーの開け方
ちなみにiPhoneのSIMトレー(SIMカードの挿入口)の取り扱いについても簡単に解説しておきます。
解説と言ってもめちゃくちゃ簡単で、まず用意するものは以下の2点のみです。
- iPhone本体(当たり前)
- SIMピン(iPhone購入時に箱に必ず封入されています)
※クリップなど先の細いもので代用可能
リンゴを細長くしたような形の金属片、これがいわゆる「SIMピン」と呼ばれるSIMトレー開口用のピンです。
ボクはなぜか昔からのくせでキーケースに常備されていますが、すぐに見つからなければクリップとか画鋲とか、細けりゃ割と何でも代用は可能です。
(iPhoneに突っ込むので個人的には専用ピン以外あまり使いたくないです)
とにかく細い針状のモノを用意したら、それをiPhoneの本体の「SIMトレー」の開口用の穴に差し込みます。
iPhone本体の右側にある小さい穴がSIMトレー開口用の穴なので、そこに用意したピンを思い切って突っ込みましょう。(結構力を入れないと開かないのでビビらずにゴリっと行ってください)
するとトレーがスッと押し出される感じで出てくるかと思いますので、後は指でつまんで引き出すだけです。
後は用意した「nano-SIMカード」を、右上の欠けた部分を目印にトレーにはめ込んで、iPhone本体に差し戻しましょう。
iPhoneのアクティベートにはSIMカードが必須
そもそもなぜ古いiPhoneをアクティベートするようなことがあるのかというと。
古いiPhoneとかってケータイ会社と契約してなくても、Wi-Fi環境があれば電話ができないだけで普通にiPhoneとしての機能はほとんど使えるので、カメラ用としてだったり、ゲーム機として使ってるって方も多いんです。
最近は本体の金額も高くなってきたため、機種変更の時に古い機種は下取りに出しちゃうって人も多いんですが、そういった理由で手元に残しておきたいって方も結構いるんですよね。
で、そんな使い方をしてる方がハマってしまう落とし穴がこの「SIMが必要です やり直してください」なんです。
今既に使ってるって方も、今後そういった使い方を考えてるって方も、回線契約の無いiPhoneであっても初期化する際は、アクティベート時に必ずSIMカードが必要だということをぜひ覚えておいてください。
まとめ
今回はiPhoneで「SIMが必要です やり直してください」が出た時の対処法について詳しくまとめてみました。
ざっくりと振り返ると、
- iPhoneのアクティベート時には「SIMカードが必須」
- iPhone 5以降は全て「nano-SIMカード」サイズが対応
- 「SIMが必要です」が出た時の対処法
- 別のiPhoneやAndroidスマホからSIMカードを借りる
- アクティベーション専用のSIMカードを購入する
といった内容でお送りしてきました。
機種変更した後も意外と役に立つiPhoneですが、こういったちょっとした落とし穴もありますので注意が必要です。
ちなみに初期化に関するあれこれはコチラ
⇒【iPhone】初期化を強制的に行う方法―実際に初期化もしてみた
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