国からの度重なる指摘によって、ここ数年だけでもかなりケータイ業界の環境が変わってきているようですね。
ただ、その度にどんどんややこしくなっていくばかりで、相変わらずユーザーにとっては優しくない内容になっている気がします。
中でもよく話題に上がるのが、契約期間に関する”2年縛り”問題じゃないでしょうか。
auでももちろん、「誰でも割」と言う名の2年縛りのシステムが運用されていたんですが、どうやら名称や内容がガラッと変更されたみたいなんです。
目次
「誰でも割」とは
まず「誰でも割」について簡単に解説しておきましょう。
「誰でも割」とは、特定の条件を付けることによってau携帯電話の月額基本使用料を割り引くサービスのことです。
この特定の条件と言うのがいわゆる”2年縛り”のことで、2年ごとに訪れる「更新月」以外で解約してしまうと、9,500円(税抜)の解除料金を課せられるというものです。
この契約内容が色々と問題視されており、国や消費者団体などとのもめ事が度々勃発している状態です。
auの「誰でも割」が「2年契約」に名称変更
ながらくauで運用されていた「誰でも割」ですが、”2年縛り”への緩和策として新たに「2年契約」と言う名称でリニューアルされたみたいです。
今までの名称と比べると、名前から内容がわかりやすくなっていいんですけど、何のひねりもなくなっちゃいましたね…。笑
ではこの新たな「2年契約」と言う割引サービスについても解説していきたいと思います。
やっぱり”2年縛り”のシステムは健在
今のところ「誰でも割」に代わる存在として、2種類の基本料金割引サービスが用意されています。
それが「2年契約」と「2年契約(自動更新なし)」です。
”2年縛り”への緩和策とのことでしたが、やっぱり2年縛りにあたるシステムはまだまだ健在みたいです。
ともあれ、2つのサービスそれぞれの違いが気になるところです。
「2年契約」と「2年契約(自動更新なし)」の違い
ではauの2つの基本料金割引サービス、「2年契約」と「2年契約(自動更新なし)」の違いを確認しておきたいと思います。
まず基本的な内容に関してはどちらも、2年間のauとの契約を条件に基本使用料から割り引きを行うというものです。
ではどういった違いがあるのかというと、「2年契約」の方は2年ごとに自動で次の2年契約に移行されてしまう代わりに割引額が300円上がっています。(要は旧「誰でも割」)
それに対して「2年契約(自動更新なし)」の方では、2年経過以降は違約金などの”縛り”が解除されます。
「2年契約(自動更新なし)」はホントにお得?
今まで散々廃止しろと言われていた”2年縛り”が廃止され、一見お得そうに見えますよね。
ですが実際のところ300円とはいえ毎月の割引額が落ちているため、2年間で7,200円分の差が生まれてしまいます。
それ以降は確かにいつ解約しても違約金(9,500円)を支払うことなく解約できるものの、さらに8ヵ月経過した時点で、割引額の差額が9,600円に達してしまいます。
つまりはこの8ヵ月の間に解約する場合にのみ「2年契約(自動更新なし)」の方がお得という結果に…。
(もっと厳密に書くと、2019年から更新月が3ヵ月間に引き伸ばされたため6ヵ月間しかお得期間がありません。)
正直言って、約30ヵ月先に明確な乗り換え期間が決まっている状況でもない限りは選ぶ必要性は無さそうですね。
まとめ
今回は、auの「2年契約」について色々と情報をまとめてみました。
ご紹介した内容をざっくりと振り返ると、、、
- 「誰でも割」は「2年契約」に名称変更
- 「2年契約(自動更新なし)」は2年目以降は縛り解除
- 割引額は「2年契約(自動更新なし)」の方が300円低い
といった感じでお送りしました。
結論的には「2年契約(自動更新なし)」にメリットはほとんど無いということがわかってしまいました。
少しでもややこしさを感じていた方の参考になれば幸いです♪
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