iTunesで暗号化した時のパスワードを忘れた…―解除法はあるの?

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iPhoneユーザーの中で、バックアップはiTunesでしてるって方が結構多いと思うんですが、その際にバックアップデータの暗号化という操作があります。

基本的に暗号化しなければ「LINEのトーク履歴」や「ゲーム内データ」などの重要なデータは保存することができないためほとんどの方がこの暗号化を行っているかと思います。

 

でもパスワードって色んなサイトやアプリ毎にそれぞれ独自の規則などがあって、「いつも使っているパスワード」と言って覚えておくには数が増えすぎて大変って方も多いんじゃないでしょうか。

一般的なサイトやアプリであれば、「パスワードを忘れてしまった場合」などの救済措置が用意されていることがほとんどだと思います。

しかしこのiTunesの暗号化パスワードに関して結論から言うと、、

パスワード認証以外での暗号化の解除方法はありません。

 

解決法を探してたのに・・・と落ち込んでいるあなたに向けて、かなり苦し紛れ感はありますがいくつか対処法もまとめてみましたので、よければ参考になさってください。

 

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バックアップ暗号化の解除方法はない

iTunesでiPhoneのバックアップを取る際に一度暗号化してしまうと、iTunes内のバックアップデータだけでなくiPhone本体側にも暗号化情報が記憶されてしまいます

なので、たとえバックアップを取り直しても、バックアップデータを削除しても、なかったことにはなりません。。

またAppleでのサポートも暗号化についてはかなり淡白な内容となっているため、基本的に保存済みのデータに関しては救いはないみたいです。

 

対処法

対処法といえるかはわかりませんが、iTunes内の暗号化パスワードを忘れてしまった時に取れる手段をいくつかご紹介しておきます。

苦し紛れな感じではありますが大切なデータを保護しておかないわけにはいきません。

なんとかできる範囲内で対処していきましょう。

今後はiCloudを使用する

iTunesでの操作に関しては暗号化を解除しない限り、今後新しくバックアップを取ることも過去のバックアップを復元することもできません。

そこで、潔くiTunes環境でのバックアップは諦めて、iCloudにバックアップデータを保管するように気持ちを切り替えるという手段です。

もちろんiTunesでしか保管できないデータなどもありますが、重要そうなのを強いてあげるなら「電話の着信履歴」くらいなんで、そんなに気にする必要もないかなと思います。

ただやっぱり、ストレージの問題だけはどうしても避けられないところです。

初期状態のまま無料で保管できるデータ容量がたったの「5GB」までとなっているため、最近の大容量のiPhone内のデータをすべて格納するにはまったく足りないといえます・・・

とは言え、追加の有料プランとしては「50GB:130円/1カ月」、「200GB:400円/1カ月」と、そんなに高価なものでもありません。

iTunesが使えない状況で背に腹は代えられませんし、今後の戒めとして払っていくのも一つの手かもしれませんね。笑

iOS11以降の場合は再設定が可能

2017年末頃から配信されているiOS11以降のOSがインストールされているiPhoneの場合は、もう少し選択肢が増えます。

なんとiPhone本体側に記憶されてしまっている暗号化情報を、リセットする機能が搭載されているんです。

当然iPhone側の暗号化情報をリセットするだけなので、すでに保存してあるバックアップデータにアクセスすることはできませんが、新たにiTunesでのバックアップをやり直すことはできるようになりました。

 

なかなか今までの状況から考えればありがたすぎる機能ではありますが、iPhone 5c以前のシリーズに関してはiOS11自体が対応していないため注意してください。

自身のiPhoneの対応状況などをしっかり確認してから以下の手順で暗号化情報をリセットしてみましょう。

  1. iPhoneの設定画面から、「一般」>「リセット」の順にタップします。
  2. 「すべての設定をリセット」をタップします。
    ※壁紙や画面の明るさなどが初期化されるだけでデータに影響はありません。
  3. iPhoneをiTunesに接続し、パスワードを新たに設定した上で暗号化バックアップを再度行います。

iPhoneを初期化する

iOS11に対応していない機種を使っている場合や、どうしてもiCloudだけだと不便だという場合は、iPhone本体を初期化してしまうという方法もあります。

電話帳や写真のデータ程度ならiCloudの無料プランでもバックアップが可能かと思いますし、もし写真のデータが5GBを超えるほどたくさんある場合は一時的に有料プランを契約して、用が済んだら解約してしまえばいいんじゃないでしょうか。

そんな感じで必要最低限のデータだけでもバックアップしておいてから本体の初期化に臨むのがいいかと思います。

iPhoneの初期化については以下の記事で詳しく解説していますので確認してみてください。

iPhoneの初期化ができない・・・方法は他にもありました!

 

まとめ

今回はiTunesで暗号化した際のパスワードを忘れてしまった際の対処法をいくつかご紹介してみました。

基本的に保存済みのデータに関しては復元の手段はありませんので、色々試して時間を無駄にしてしまう前に、気持ちを切り替えてできることを確認してみてはいかがでしょうか!

もちろん、二度目は無いように次の暗号化の際はきちんとパスワードを自分なりに管理しておきましょうね。笑

 



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ABOUTこの記事をかいた人

auで3年ほど店舗スタッフを経験。 「店員から見ても公式サイトわかりにくい!」という憤りからユーザーが理解した上で利用できるサービスやガジェット情報の発信サイト「華麗なる機種変」の作成をする。 ものの、わかりやすい情報って作成が難しいことを痛感し、日々悪戦苦闘中… 少しでもあなたのお役にたてられれば幸いです。