最近ではすっかりビジネスシーンに無くてはならない存在となっているExcelですが、その分色々なトラブルも付きまとってきますよね。
中でもたびたび耳にするのが、Excelファイル上で右クリックができなくなってしまうといったトラブルです。
一般的にマウス操作をメインで使用している方がほとんどだと思いますので、右クリックの存在は非常に重要ですよね。
そこで今回は、Excelファイルで右クリックができなくなった時の原因と対処法について詳しくまとめて行きたいと思います。
目次
Excelで右クリックができなくなる原因は?
Excelファイルで右クリックができなくなってしまう原因としては以下のようなことが考えられます。
- 端末やアプリの一時的な不具合
- Excelデータ内の不具合
- Excelの設定ファイルの不具合
ほとんどの場合は一時的な不具合であることが多いんですが、場合によっては中のデータが破損していたりすることも考えられます。
順番に対処法を確認していきましょう。
Excelで右クリックができなくなった時の対処法
では本題の、Excelで右クリックができなくなってしまった時の対処法について解説していきたいと思います。
原因別に順番に確認していきましょう。
端末の再起動
まずは端末やアプリの一時的な不具合を疑ってみましょう。
今回のように右クリックが利かなくなってしまったり、動作に違和感を感じるときには、とりあえずパソコン自体を一度再起動してみることが有効です。
端末の再起動を実施するだけで、ほとんどの軽微なトラブルは改善します。
セーフモードで起動
Excelには、一般的な表計算機能以外にも、マクロと呼ばれる自動計算機能やボタンの設置などの少し高度なプログラムを組み込むことも可能です。
ですが時にはその高度なプログラムが原因で、ファイル自体に不具合を起こしてしまうなんてことも考えられます。
そんな時のためにExcelには「セーフモード」と呼ばれる起動方法が用意されています。
「セーフモード」を使用することで、マクロなどのプログラムの影響を受けることなくデータの中身を開くことが可能です。
「セーフモード」で起動する方法は、以下の通りです。
- 「Ctrl」キーを押したままExcelファイルを開く。
この方法でデータを実行できた場合は、おそらくですが中のプログラムに何らかの不具合が起きている可能性が高いです。
まずは一旦入力されているデータのバックアップを取った上で、不具合が起きている可能性のある機能を探っていってみてください。
Excelファイルの修復機能
Excelにはファイルの修復機能というものが搭載されています。
複雑なエラーや、データ自体の破損などの対応はさすがに難しいですが、簡単なトラブルや機能不全などに関してはこの修復操作で改善する可能性があります。
以下の手順で実施してみてください。
- 「Excel」を起動する。
- 上部メニューから「ファイル」を選択する。
- 「開く」を選択する。
- 「ファイルを開く(参照)」をクリックする。
※Excelのバージョンによって表記が違います - 対象のExcelファイルを選択する。
- 「開く」ボタンの右にあるプルダウンメニューを開く。
- 「開いて修復する」を選択する。
これで元通りの状態で開くことができれば、基本的に不具合は改善されているかと思います。
設定ファイルの初期化
Excelの設定用ファイルを初期化してやることで、機能の不具合を改善することができるかもしれません。
副作用として、カスタマイズしているショートカットやボタンの位置なども含めてすべての設定値が初期状態に戻ってしまいますので注意してください。
また、このファイルは通常「隠しファイル」として非表示の状態になっているため、設定を変更して表示状態にしてやる必要があります。
以下の記事を参考に事前に設定しておいてください。
⇒【Windows10】「隠しファイル/フォルダ」を表示・作成する方法
では準備ができたら、以下の手順で実施してみてください。
- 「エクスプローラー」を起動する。
- 以下の場所を開く。
- C:\Users\〇〇(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Excel
- 「Excel.xlb」ファイルを削除する。
※念のため別の場所にコピーを取っておくといいかも。 - Excelファイルを起動する。
これで、もし設定に不具合があった場合には正常に起動できるはずです。
ちなみに「Excel.xlb」ファイルについては、使用しているExcelのバージョンによって若干名称が変わるので、似たような名前のものをさがしてみてください。
例:Excel 2016の場合→「Excel16.xlb」
どうしても改善しない場合は…
色々と試してみたものの、どうしても改善しない場合もあるかと思います。
その場合Excelのアプリ自体に不具合が起きている可能性も考えられます。
もし可能であれば、別のパソコンやスマホなどで対象のファイルを開くことができるかどうか確認してみると原因の特定がしやすいかと思います。
最悪の場合は、ExcelやWindowsの再インストールも必要になるかもしれませんので、ある程度覚悟はしておくといいかもしれません。
まとめ
今回は、Excelファイルで右クリックができなくなった場合の原因と対処法についてまとめてみました。
さっきまで普通に動いてたのに…なんて方もご紹介した内容を参考に対処してみてください。
この記事の内容がトラブル解消の一助となることを祈っています♪
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