iPhoneを使っていると、思った通りにタッチ操作が反応してくれなくなったり、突然ディスプレイのタッチ操作が効かなくなったりといった、通称「タッチ病」と呼ばれる症状が起こることがあります。
最低限の物理ボタンしか備わっていないiPhoneの操作において、画面のタッチ操作に不具合が起こるというのは致命的で、ユーザーへのストレスも尋常じゃないんですよね。
今回はこの「タッチ病についてのあれこれや発生してしまった場合の対処法」についてまとめてみたいと思います。
iPhoneのタッチ病
そもそもタッチ病というのはiPhone 6シリーズが発売された時に話題になった現象で、症状としては以下の様な特徴が見られます。
- タッチ操作が思い通りにできず、まともに機能を使用できない状態
- 画面の上端に白い帯状の画面ノイズが発生する
- 正規修理でディスプレイ交換をしたとしても、しばらくすると再発してしまう
などなど結構厄介な問題として話題になりました。
そんな中一部の修理業者が本体を解体して検証を行ったところ、このタッチ病の原因となっているのはディスプレイではなく、本体の強度と内部の基盤に問題があることが判明しました。
iPhone 6と6Plusに関しては、本体に特殊なアルミ素材を使用し、抜群の軽さと握った時の独特の触り心地などをウリに発売されました。
ですがその軽くて柔らかい素材自体の強度の低さと、iPhoneシリーズ初となる5.5インチの大画面を搭載した「Plus」の存在が重なって、多少強めに力を加えると簡単に基盤ごと本体が湾曲してしまったり、形状が変わってしまうという一大事に発展しちゃったみたいです。
iPhone 6Plusには修理プログラムが適用
タッチ病自体は昔から存在していた症状ではあるみたいですが、特に爆発的に報告が増えて問題となったきっかけがiPhone 6Plusの存在です。
このiPhone 6Plusには色々と今までのシリーズからの革新があったため、顕著に不具合として表れてしまったということでしょう。
そこでApple社はこのiPhone 6Plusに限って、公式の修理プログラムを用意するという異例の対応を取りました。
ただ、修理が完全に無料になるわけではなく、本来の半額程度ではあるものの17,800円の修理費が掛かってしまう点や、同時期に発売されたiPhone 6でも同様の症状が多く見られたにもかかわらずiPhone 6はプログラム対象外となっている点などから、ユーザーからの不満の声もかなりあったみたいです。
ちなみにこの修理プログラムに関しては、iPhone 6Plus発売日(2014年9月12日)から5年間は有効だそうなのでもし対象となる方がいればAppleに問い合わせてみてください。
タッチ病が発症したかなと思ったら?
まずは本体の再起動や、iOSのアップデートなど、一般的な不具合の対処法を試してみることで、本当にその症状がタッチ病起因なのかどうかを確認しておきましょう。
上でも書きましたがタッチ病は、iPhone内部の基盤の湾曲による部品の損壊などが主な原因です。
そのため、ユーザー側が個人的に対応できることは無いと言っていいかと思います。
おとなしく、Apple Storeやクイックガレージなどの正規の修理業者に依頼して対応してもらうことをオススメします。
最近のiPhoneでは起こりにくい
症状について色々と書きましたが、あくでもiPhone 6Plusシリーズが特段発症しやすかったため話題になったというだけの話です。
最近発売されたiPhoneを見てみると、全面にガラス素材が使用されていたり、強度に関しても通常の範囲内の使用であれば問題ない程度には硬くなっているみたいです。
ですので、もしiPhone 6または6Plus以外を使っていて、タッチ病の様にディスプレイの反応が悪かったり、まったく反応しなくなった場合には他の原因である可能性が高いといえます。
以下の記事を参考にタッチ病以外の原因を探ってみてください。
⇒iPhoneのタッチパネルが反応しない時の7つの原因と解決策
まとめ
今回は、iPhoneに起こるトラブルの中でも、イライラ度の高い「タッチ病」に関する情報を色々とまとめてみました。
iPhone 6Plusを使用している方ももうかなり数は減ったかと思いますが、まだまだ物持ちのいいユーザーや中古端末などで入手した方などは存在しているかと思います。
もし思い当たる症状があるなら、Appleの修理プログラムが適用できる間に対応依頼を出すことをオススメします。
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