「iCloud」などのAppleサービスを利用する際に、「2ファクタ認証」は利用していますか?
「Apple IDサインインが要求されました」と言ったメッセージが表示され、サインインの度に認証コードを要求されます。
セキュリティ面を考慮するなら設定しておくべき機能ではあるものの、中にはこの手続きが面倒だと感じている方も多いんじゃないでしょうか。
そこで今回は、iCloudの「2ファクタ認証」を無効化する方法を中心に色々とご紹介していきたいと思います。
「2ファクタ認証」とは?
まず「2ファクタ認証」と言うのは、Appleのサービスを利用するために必要となる「Apple ID」の認証方法として実装されているシステムです。
具体的な認証の方法としては「2ファクタ(2つの要素)」の文字通り、「Apple IDへのログインパスワード」に加えて「信頼済み端末に表示される認証用コード」の2段階での認証が必要となります。
ちなみにこの「信頼済み端末」というのは、自分が使っているiPhoneやiPadなどの端末のうち、「iOS 9」以降がインストールされていて、すでに「2ファクタ認証」でサインインが済んでいるものを指します。
このように「Apple ID」の認証を二重化することでセキュリティを強化し、パスワードが漏洩した場合などでも簡単にはアカウントを使用できないようにしているんです。
「2ファクタ認証」の認証手順
では「Apple ID」でのログイン時に表示される「2ファクタ認証」での実際の認証手順をご紹介しておきます。
- 「Apple ID」と「パスワード」を入力してログインする。
- 「2ファクタ認証画面」が表示される。
- 信頼済み端末に「サインインが要求されました」が表示されたら「許可する」をタップする。
- 「6桁の認証コード」が表示されるので「2ファクタ認証画面」に入力する。
これで「2ファクタ認証」が完了し、「Apple ID」にサインインすることができました。
「2ファクタ認証」の設定方法
「2ファクタ認証」は自分で設定しない限り有効になることはありません。
自分の「Apple ID」のセキュリティを強化したい場合には以下の手順で「2ファクタ認証」の設定を済ませておきましょう。
- iPhoneの設定を開く。
- 最上部の「プロフィール」をタップする。
- 「パスワードとセキュリティ」をタップする。
- 「2ファクタ認証を有効にする」をタップする。
- 「続ける」をタップする。
- 「認証コード」を受け取る端末の電話番号を入力して「次へ」をタップする。
- 届いた「認証コード」を入力して確認作業が完了するのを待つ。
これで、今後は自分の「Apple ID」でのサインイン時には必ず「認証コード」の入力が必要になりました。
「2ファクタ認証」を無効にすることはできる?
使ってみるとわかるんですが、「2ファクタ認証」って結構手間がかかって面倒です。
セキュリティ面に多少の不安が残るものの、いちいち毎回認証コードを入力させられるよりは…ってことで「2ファクタ認証」を解除したいと考える方もいるかと思います。
ですが現在、一度有効にした「2ファクタ認証」を無効化することはできません。
以前は「Appleアカウント管理」のページから無効化することも可能だったんですが、現在はAppleの方針として「2ファクタ認証」の無効化メニューが削除されてしまっています。
そのため「2ファクタ認証」が不要だと感じる方は、うっかり設定してしまわないように注意が必要です。
まとめ
今回はiCloudの「2ファクタ認証」の仕様について詳しくまとめてみました。
Appleのサービスを利用する際には必ず必要となる「Apple ID」ですが、逆に言えばこのIDとパスワードさえあれば、簡単にあらゆる情報が漏洩してしまう可能性も秘めています。
そういった事態を防ぐためにも、多少のめんどくささは我慢して「2ファクタ認証」を設定しておくことをオススメします。
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