「iPhoneのバックアップ時間を短縮したい!」
「iCloudバックアップを始めたけど、残り時間がどんどん増える…」
こういった声をよくネット上でも見かけるんですが、iPhoneのバックアップってなんとなく時間がかかって面倒ってイメージがありますよね。
原因の一つとしては最近のiPhoneはストレージ(データ容量)もかなり増えて、iPhone Xに至っては256GBモデルなんてものまで販売されるようになりました。(iPhone 5とかの時は16GBモデルが一般的だったので約16倍…)
ストレージが増えればその分保存できるデータも増えるわけで、結果的にバックアップにもかなり膨大な時間がかかることもあります。
ただ、iPhoneのバックアップにもいくつか方法があって、どれを選ぶかによってかなりバックアップ時間に差があるんです。
そこで今回は、iPhoneのバックアップ時間を短縮する方法について色々と調べてみましたのでご紹介していきたいと思います。
目次
パソコンがあるならiTunesバックアップがベスト
iPhoneを使っていて自宅にパソコンもあるって場合は、間違いなく「iTunesバックアップ」がベストな選択肢です。
パソコン内にまるまるiPhoneのデータを保存する形になるので、パソコン側のハードディスクにかなり余裕が必要になりますが、作業時間に関してはかなりの優位性があります。
基本的にiTunesバックアップの場合は、iPhoneを充電するためのUSBケーブルを使ってパソコンと有線接続してバックアップを行います。
そのため、周囲の通信環境などに影響を受けることもないし、インターネットを経由しないので転送速度もかなり高速で行うことができます。
ただし、もちろん自分用のパソコンを持っていないって方もいるかと思います。
そういった場合でもiPhoneのバックアップを行う手段があって、それが「iCloudバックアップ」です。
iCloudバックアップはデメリット多め
iCloudバックアップではインターネット通信を使って、Appleが用意しているネット上のデータ倉庫「iCloud」にiPhoneのバックアップを保存することになります。
そのため、接続できる通信環境や保存するデータの量次第ではかなりの時間がかかってしまう可能性があります。
また、無料で使えるiCloudの容量は「5GB」までと決まっているため、とてもじゃないですがiPhoneのバックアップを全て保存することはできません。
容量を拡張するためには月額で150~400円ほど料金が掛かってしまうので、そういった面でもできればiTunesバックアップを選びたいところです。
ちなみに、iCloudバックアップでかかる時間の目安としては、データの量にもよりますがだいたい10分~2時間程度だと言われています。
ただし先ほども書いた通り通信環境の影響を非常に受けやすいので、場合によっては丸1日かかったり、それ以上かかるケースもあります。
バックアップに時間がかかりすぎる時の対処法
iCloudバックアップを行う際に、時間がかかりすぎて終わりが見えないってことがたまにあります。
そういったことにならないように事前に以下の様な対処法を頭に入れておきましょう。
Wi-Fiルーターの近くで作業する
基本的にiCloudバックアップの場合はWi-Fi電波を使って行うことになるかと思います。
※普通のモバイルデータ通信でやってしまうと、すぐに通信制限に掛かってしまうため。
Wi-Fi電波というのは、Wi-Fiルーターと呼ばれる発信機から出される電波で、そのルーターからの距離や障害物の有無によってかなり通信速度に強弱が出ます。
なので、できるだけそのWi-Fiルーターの近くにiPhoneを持っていった状態でバックアップ作業を進めてみてください。
不要アプリは事前にアンインストール
iCloudバックアップも基本的にはiPhoneの中のデータを全て保存可能です。
そのため、試しにインストールしただけのアプリや、全く遊んでないゲームなどが残っていると、当然その分データの保存に時間がかかってしまいます。
不要なアプリは、事前に整理してアンインストールしておくようにすると時間もその分短縮できますよ。
起動中のアプリを停止する
iPhoneのアプリは、起動中であってもホームボタンを押すと強制的に終了してホーム画面に戻りますよね。
でもその状態って実は、裏でアプリは動いたままになってるんです。
それを繰り返して起動中のアプリがどんどん溜まってしまうと、どんどんiPhoneの動作がカクカクになってしまったり、バッテリー消費にも影響します。
その結果バックアップ速度にも影響が出てしまうことにもなりかねません。
「Appスイッチャー」と呼ばれる画面から、起動中のアプリを完全に停止しておきましょう。
「Appスイッチャーの起動方法」
- iPhone Xの場合:画面下部の白いインジケーターを上にスライドさせて、3秒ほどキープする。
- それ以外の機種の場合:ホームボタンを2回素早くタップする。
「起動中アプリの停止方法」
- 「Appスイッチャー」を起動する。
- どれでもいいのでアプリの画面を長押しする。
- 左上の「」をタップする。
バックアップする項目を絞る
iPhoneの設定アプリから、iCloudにバックアップを保存する項目を選ぶこともできます。
自分で各データの要否を判断できるのであれば、保存しておく必要のない項目に関しては、バックアップ対象から外しておきましょう。
- iPhoneの設定アプリを起動する。
- 最上部のプロフィールをタップする。
- 「iCloud」をタップする。
- 「iCloudを使用しているAPP」の一覧から保存不要なアプリをオフにする。
位置情報サービスをオフに
iPhoneのGPS機能にあたる「位置情報サービス」という機能があります。
この機能は、設定によっては常にネット通信を行ってiPhoneの位置情報を管理している場合もあるので、iCloudバックアップ中は、通信速度に影響が出てしまう可能性があります。
以下の手順で「位置情報サービス」を停止しておきましょう。
- iPhoneの設定アプリを起動する。
- 「プライバシー」をタップする。
- 「位置情報サービス」をオフにする。
まとめ
今回はiPhoneのバックアップ時間を短縮する方法について色々と情報をまとめてみました。
ざっくりと振り返ると、
iPhoneのバックアップ時間短縮術
- パソコンがあるならiTunesバックアップがベスト
- iCloudバックアップをする時の短縮術
- Wi-Fiルーターの近くでバックアップを取る
- 不要なアプリは事前にアンインストール
- 起動中アプリを完全に停止する
- バックアップする項目を絞る
- 位置情報サービスを停止する
といった内容でご紹介してきました。
iCloudバックアップは写真や動画などの量でもまた時間が大幅に変わったりするので、普段からよく写真を撮ったりするって方の場合なんかも、やっぱりiTunesバックアップができる環境が欲しいところですねー。
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