iPhoneで撮った写真や画像に編集を加えたい時って、いつもどうしてますか?
実はiPhoneには、標準の機能として「マークアップ」と言う編集ツールが搭載されているんです。
標準搭載とは言っても、かなり使い勝手のいい機能が揃っており、簡単な編集を行う程度であればめちゃくちゃ便利なんです。
今回はこのiPhoneに搭載されている「マークアップ」と言うツールについて色々とまとめていきたいと思います。
目次
「マークアップ」機能とは
まずiPhoneの「マークアップ」機能についてどういったものなのか解説しておきたいと思います。
「マークアップ」と言うのは、画像やPDFなどのデータにテキストや図形を追加したり、手書き入力で編集を行ったりするためのツールです。
iOS10以降の端末であれば特にアプリのインストールなどの必要なしに使用できるため、iPhoneの標準アプリとの連動も非常にスムーズで、かなり使い勝手がいいんです。
簡単な使い方については後述しますが、ざっくりどんなことができるかと言うと、撮影した写真データに手書きで絵や文字を書き加えたり、書類に注釈を付けたりと言ったことが可能です。
文字のフォントや透明度、使用できるペンの種類なども含めるとかなり細かく設定できるため、色んな用途で活用できそうです。
「マークアップ」の使い方
では「マークアップ」の使い方について簡単に解説していきます。
「マークアップ」の基本的な機能としては、以下のようなことが可能です。
- ペンによる手書き入力
- テキストボックスの挿入
- 署名の追加
- 拡大鏡の追加
- 図形の挿入
- 画像のサイズ変更
それぞれの操作手順については、かなり直感的に扱えるように分かりやすいアイコン表示が採用されているので、説明もそれほど必要ないかと思います。
と言うわけで、特に便利な機能とちょっと分かりづらいものについてのみ触れておきます。
まず見落としがちな便利機能として、画像のサイズ変更機能があります。
写真全体を囲むように青いラインがひかれているかと思いますが、この枠を動かしてやることで画像全体のサイズを変更することができます。(切り抜き方式)
写真の顔部分のみを切り抜きたい場合なんかに便利かと思います。
また、ペンの種類の並びに点線で表示されたアイコンがあるかと思います。
これは、自分が書き加えた編集内容を切り取ることができる機能で、書いた文字や絵などをこの点線ペンで囲むことによって、内容はそのままに場所だけ移動したり、削除することが可能です。
ちなみに分かりづらかった機能としては、署名の方法が少しわずらわしく感じました。
署名機能を選択すると、手書きで署名を入力する画面になるんですが、ここで自分の署名や定型文などを登録しておくことで、後で一覧表示することができます。
そこで改めて選択してやることで、スタンプのような形式で画像の方に署名が追加されます。
電子書類にサインが必要な場合は活用してみてください。
「マークアップ」が使用できるシーン
基本的に「マークアップ」は、何らかの機能やアプリに連動して使用できるようになるタイプのツールです。
そのためiPhone内を探してみても、「マークアップ」と言うアプリや機能を見つけることはできません。
では実際にどういった場面でこの「マークアップ」を使用できるのか、少し具体的な例を挙げておきたいと思います。
「スクリーンショット」の編集
個人的に最もよく目にするのが、「スクリーンショット」を保存した後の画面です。
iPhoneで「スクリーンショット」を撮影すると、左下にプレビュー表示のような小さい画面が出てきます。
その画面をタップすることで、「マークアップ」機能による編集画面が起動するため、ササっとコメントや注釈を加えたい時に非常に便利なんです。
編集が終われば、その状態のまま保存することが可能ですし、この後解説する「写真」の編集方法と同じ手順で、後からさらに書き加えることも可能です。
撮影した写真の編集
もちろんカメラで撮影した写真に対して「マークアップ」で編集を加えることもできます。
手順としては以下の通りです。
- 「写真」アプリを起動する。
- 編集したい写真を選択する。
- 右上の「編集」をタップする。
- 下部メニューの「…」を開き「マークアップ」をタップする。
これで指定の写真を「マークアップ」によって編集することができます。
SNSなどに画像をアップする時や、友だちに写真を転送する時なんかに、一言コメントを添えたり、絵を書き加えたりすることでよりオリジナリティのある写真の作成が可能です。
このひと手間を加えるだけで、普通の写真が結構華やかになるので、一度試してみてください。
PDFの編集
iPhoneに保存してあるPDFに対しても、「マークアップ」を使って編集することができます。
手順に関しては、撮影した写真のケースと同じ流れでツールを起動できます。
ただし注意してほしいのは、PDFの内容自体が編集されているわけではないと言うことです。
一般的にPDF自体の編集には専用のアプリなどが必要となるため、元のデータの本質的な部分には編集を加えることはできません。
つまりこの「マークアップ」で行っていることを例えるなら、ラップでくるんだ画像の上から文字などを書き加えていると言ったイメージが分かりやすいかと思います。
そのため、PDFとして開いた時に加えた編集内容がうまく反映されていないケースなどもあるため、気を付けてください。
塗りつぶしに注意?
先ほどのPDFの話に繋がる話題として、「マークアップ」を使った塗りつぶし処理を行う場合には少し注意が必要みたいです。
人によっては、個人情報などが写り込んでいる写真に対して、「マークアップ」を使ってその部分だけ塗りつぶした状態で、ネットにアップするって方もいるかと思います。
ですが「マークアップ」のペン入力、中でも「マーカー」に関しては、そういった個人情報を隠す目的では使用しない方がいいでしょう。
編集時に完全に黒で塗りつぶしたと思っていても、閲覧時に明るさやコントラストを調整することで、塗りつぶし部分が透けて見えると言ったトラブルが起きてしまう可能性があるみたいです。
もしどうしても必要な場合には、「マーカー」以外のペンを使用するか、何重にも塗り重ねるなどの対処が必要になるため気を付けてください。
まとめ
今回は、iPhoneの「マークアップ」と言う編集機能について、使い方などを詳しくまとめてみました。
もしかすると何度か使ったことはあるものの、機能名などは特に表示されないため今まで意識したことが無いって方も多いんじゃないでしょうか。
専用アプリ顔負けの機能が色々と搭載されているので、使ったことが無い方もぜひ一度試してみてください。
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