パソコンの重要なパーツの一つである「メモリ」ですが、載せ替えや増設などで機能を拡充するって方も結構多いですよね。
最近はネットの情報も充実しているため、「メモリの増設くらい超簡単」なんて書かれているサイトもよく見かけます。
ただ、いざ実際にやってみるとなんとトラブルの多いことか…。
と言うわけで今回は、「メモリ」の増設後にうまく起動しない場合の原因と対処法について実体験に基づいてまとめてみたいと思います。
目次
パソコンの「メモリ」とは
まずはパソコンの「メモリ」がどういった存在なのかについて簡単に解説しておきたいと思います。
「メモリ」とは、パソコン上で処理されているデータを一時的に記憶しておくための機能を持ったパーツのことです。
この「メモリ」が十分に確保できていないと、一度に処理することができるデータ量が制限されてしまうため作業効率が極端に落ちてしまうんです。
わかりやすく別の物で例えるなら、作業台やデスクなどを思い浮かべるといいかもしれません。
勉強などの際に、デスクが狭いと書類や辞書やノートなどを広げただけで他のことができなくなってしまいます。
ですがデスクの広さに余裕があれば、スマホや時計など他のものも一緒に利用することができますよね。
そういった役割を持っているのがこの「メモリ」です。
メモリの増設
最近の市販パソコンの場合、基本的に4~8GB程度のメモリが搭載されているのが一般的です。
ただ、高性能なゲームをプレイしたり、デザイン系のツールやVR関連のアプリなどを使用する場合にはもっと大量のメモリが必要になることがあります。
そういった場合、高性能なメモリに変更したり新しく枚数を追加したりすることで、メモリの性能を拡張することができます。
ただこの拡張処理がなかなかくせ者で、場合によってはパソコン自体が起動しなくなったりするため結構ひやひやする作業なんですよね。
メモリ増設後にパソコンが起動しない原因
ではメモリ増設後にパソコンが起動しない場合の原因について見ていきましょう。
具体的には以下のようなことが考えられます。
- メモリの取り付けミス
- 本体との相性
- メモリ同士の相性
- 物理的な故障
基本的には1番上のメモリ装着時のミスが原因としては最も多いような気がします。
ではそれぞれの対処法についても確認していきましょう。
メモリ増設後にパソコンが起動しない時の対処法
ではメモリ増設後にパソコンが起動しない場合の対処法について解説していきます。
自分の状況と照らし合わせながら順番に確認してみてください。
メモリの取り付けを確認
まずほとんどの場合はこのメモリ装着時の取り付けミスが原因である可能性が高いんじゃないかと思います。
ボクも実際にメモリの増設を行った際、何度もこの取り付けミスが原因のエラーに悩まされました。
と言うのも、メモリを設置するスロット部分がかなり窮屈な構造になっており、結構な力を入れて押し込まないとうまくささってくれないんです。
思っているよりもかなり奥までカッチリはまるようになっていますので、ちょっと怖いですが思い切って挿し込んでみてください。
本体との相性
取り付けたメモリと使用しているパソコン本体との相性が原因でうまく起動しないケースも非常に多いです。
そもそも現在使用しているパソコンに搭載されている基板とメモリの相性が悪いと、パソコン側でうまく認識してくれません。
こういった場合は残念ながらどうすることもできない可能性が高いです。
ただ、一般的にメモリなどのPC関連パーツを扱うショップでは、動作保証などのサービスを用意しているところも多いので、交換や返品に応じてもらえるかどうか確認してみてください。
メモリ同士の相性
メモリの種類によっては2枚1組で動作するように扱うこともできるんですが、その組み合わせたメモリの相性によってトラブルが起きてしまう可能性もあります。
また、既に設置されているメモリはそのままに、追加でメモリを増やすといった増設パターンもあるため、メモリ同士の相性にはかなり気を配る必要があります。
基本的には、全て同じシリーズや型番で揃えて使用するのが一番不具合の心配もなくオススメです。
物理的な故障
組み込もうとしているメモリ自体が物理的に故障してしまっていることもよくあります。
購入した時点で壊れてしまっている場合はどうしようもありませんが、取り付け時の手順によってダメになってしまうこともよくあるため注意が必要です。
この場合も、メモリを購入した店舗に問い合わせてみることでなんらかの対応を取ってもらえる可能性がありますので、一度確認してみることをオススメします。
まとめ
今回は、メモリ増設後にパソコンが起動しない場合の原因と対処法について詳しくまとめてみました。
せっかく購入したメモリも、逆にトラブルの原因となってしまっては悲しいですよね。
ご紹介した内容を参考に、きちんと動作するように対処してみてください。
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