「リビジョン」と「バージョン」の違いや意味ってご存知ですか?
パソコンを使っていると、専門用語や横文字が多くて困ることってよくありますが、こう言った意味の似たような単語も結構多いですよね。
アプリなんかをダウンロードする時によく見かけるこの2つの単語ですが、ボク自身もあまり意識せずに使ってた気がします。
今回はこの「リビジョン」と「バージョン」の意味や違いについて少しまとめてみたいと思います。
「リビジョン」と「バージョン」って同じもの?
まずはっきりさせておきますが、「リビジョン」と「バージョン」はそれぞれ意味の違う単語です。
まぁ企業やサービスによっては同じ意味合いとして使用されている例もあるので、一概に否定しづらいところはあるものの、一般的にきちんと使い分けはされているみたいです。
ではそれぞれの意味と違いについて、順番に確認していきましょう。
「リビジョン」とは
まずはどちらかと言うとあまり使われる機会の少ない「リビジョン」から解説していきます。
「リビジョン」とは、日本語に訳すと「改訂」や「修正」と言った意味になります。
アプリで例えるなら、元の機能などには変更を加えずに、不具合や改善点に対して修正を行ったりする場合にこの「リビジョン」と言う表記を使用します。
「リビジョン」対応が行われたアプリなどには、リビジョン番号と呼ばれる通し番号が付与されるケースが多く、「1.01→1.02」と言った感じで、数字を追加していくことで現在の状態を確認することができます。
一般的に「アップデート」と呼ばれている場合の多くは、「リビジョン」に当たるかと思います。
「バージョン」とは
続いてよく目にする機会も多い「バージョン」についても解説しておきましょう。
「バージョン」の方は、日本語に訳すと「版」や「稿」と言った意味になります。
こちらも同じようにアプリで例えるなら、新しい機能や、大幅な仕様変更などの大規模な変更を行う際に「バージョンアップ」と言った表記が使われます。
一般的に「バージョン」に関する通し番号の表記方法としては、整数部分が加算されていくという形式が多いように思います。(1.01→2.00など)
あえて「バージョン」が使われている場合も
「リビジョン」という単語があまり一般的に認知されていないのもあり、軽微な改修作業や、不具合修正などに関しても「バージョンアップ」の表記が使われているのをよく見かけます。
特にスマホ向けのソーシャルゲームなんかでは、頻繁に「バージョンアップ」という名の「リビジョンアップ」を目にすることができるかと思います。
この辺に関しては、おそらく無用なトラブルや違和感に繋がらないように、あえて「バージョン」という記載をしているケースも多いんじゃないでしょうか。
逆に開発に携わったことのある方なんかだと、もしかすると意味の違いに違和感を感じてしまうかもしれませんね。笑
身近な具体例
「リビジョン」と「バージョン」、それぞれの意味や違いについて理解できたところで、実際に使用されている具体例をいくつか挙げておきたいと思います。
この手の表記で最も身近なものとなると、やっぱりOS関連が一番じゃないかと思います。
OSと言うのは、iPhoneの場合は「iOS」、Androidスマホの場合は「Android」と言うのがそれにあたるんですが、これまで幾度となくバージョンアップやリビジョンアップが行われています。
例えば「iOS」の場合、2019年1月現在での最新版は「iOS 12.1.2」となっています。
この「12.1.2」の「12」というのが大きな版数を表す「バージョン」を意味し、「~.1.2」というのが細かな修正版を適用した回数を表す「リビジョン」を意味しています。
そのアップデートが「バージョンアップ」なのか「リビジョンアップ」なのかで、何となくかかる時間などの目安にもできたりするため、覚えておくと少し便利かもしれませんよ。
まとめ
今回は、「バージョン」と「リビジョン」の意味や違いについて詳しくまとめてみました。
厳密にはどちらも明確に別の意味を持つ単語ということがわかっていただけたかと思います。
普段あまり意識して使い分けているって方も少ないかと思いますが、ちょっとした疑問の解決になったのであれば幸いです。
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