「○○.dat」と書かれたファイル、パソコンを使っていれば一度は目にしたことがあるんじゃないでしょうか。
「DAT」ってどういう意味?
「.dat」って削除してもいいの?
などなど…「DAT ファイル」に関しては、見たことはあるもののどういう存在なのか不明だし、使い方もよくわからないって方が多いみたいです。
そこで今回は、「DAT ファイル」がどういうものなのかについて色々と詳しくまとめてみたいと思います。
「DAT ファイル」とは
まず初めに「DAT ファイル」って何?って方向けに、どういったものなのかについて簡単に解説しておきたいと思います。
「DAT ファイル」と言うのは、何らかの役割を持ったデータが入っているファイルのことです。
このファイル単体では意味を持たず、「DAT ファイル」を使用するアプリなどの存在があって初めて意味を成します。
そのため、基本的に「DAT ファイル」の中身は、バイナリデータと呼ばれる機械向けの言語で記載されていることがほとんどです。
ちなみにこの「DAT」と言うのは、「データ(Data)」の頭3文字のことを表しています。
「拡張子」って?
ちなみにチラッと出てきた「拡張子」と言う単語ですが、簡単に補足しておきます。
要はそのファイルの種類を識別するための記号のことで、「○○.dat」で言うと「.dat」の部分が拡張子に当たります。
「.txt」や「.jpg」などはよく見る機会もあるんじゃないでしょうか。
中には特定のアプリ専用のものなども存在するため、種類は無数に存在します。
「DAT ファイル」の開き方は?
上記の通り、「DAT ファイル」はこれ単体では意味を持たないため、基本的に開く方法は用意されていないことがほとんどです。
ただ、意味を持たないとは言っても何らかのデータが存在しているのは確かです。
もしどうしても中身が気になる場合は、テキストエディタや、バイナリエディタと呼ばれる専用のツールなどを使用することで無理やり中身を確認することは可能です。
まぁ見たところで、記号やアルファベットが羅列されただけの意味不明な文字列が表示されるだけだとは思いますが…。
ウィルスなどの危険性も
可能性としてはそれほど高くないんですが、ウィルスなどの悪意を持ったファイルが「DAT ファイル」に偽装していると言う危険性も考えられます。
具体的には、メールに添付されていた謎の「DAT ファイル」が実はウィルスだったと言うケースや、Web 上で「DAT ファイル」に偽装した謎のファイルをダウンロードさせられた、なんて例もあるみたいです。
「DAT ファイル」単体では意味を持たないと言うことは、逆に言えば「DAT ファイル」だけを入手する機会はそうそうあり得ないとも言い換えられます。
一般的に「DAT ファイル=開けないもの」と言う認識があるため、偽装したところであまりメリットは無いものの、不審な「DAT ファイル」を見つけても不用意に触らないように注意してください。
まとめ
今回は、「DAT ファイル」がどういったものなのかについて詳しくまとめてみました。
基本的に目にしても、操作する機会はほとんどないファイルと言うことで、今まであまり気にしていなかった方も多かったかと思います。
ですが、パソコン内に謎のファイルがあると言うのもモヤモヤしますし、不審なファイルの可能性も十分に考えられますので、ある程度の予備知識だけは持っておいて損はないかと思います。
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