「WindowsによってPCが保護されました」
真っ青な画面と共に出てくるこんな表示にビクッとさせられることがたまにあります。
Windowsには「Windows Defender Smartscreen」という機能があって、知らない間にユーザーを守ってくれているんですが、いちいち確認を求められるのも面倒だしなんとか表示されないようにしたいと思っている方も多いんじゃないでしょうか。
でも物騒な世の中ですしセキュリティ面の問題なんかもあって「ほんとに無効にしてもウィルスとか大丈夫なの?」なんて気になっちゃうところではありますよね。
そこで今回はこのWindows Defender Smartscreenについてのあれこれを、簡単にまとめてみましたのでご紹介していきたいと思います。
「Windows Defender SmartScreen」とは
「Windows Defender SmartScreen」というのは、パソコンにアプリをインストールする時などにWindowsが警告を表示する機能で、アプリの安全性が確認できない場合などに起動します。
基本的には「実行しない」の選択肢しか表示されていないんですが、文中の「詳細情報」をクリックすれば「実行する」を選択することもできます。
各処理の安全性に関してはインターネット経由で常に最新の情報を元に確認されるため、ネット環境に繋がっていない場合には、常に危険だと判断されてしまってこの警告が毎回表示されてしまいます。
SmartScreenは無効にしても大丈夫?
基本的にはセキュリティ面の事を考えても、有効にしておくべき機能です。
特に、パソコン関係にあまり詳しくない人や、ビジネスに使用していて大切な情報などを取り扱っているといった場合には、多少面倒に感じたとしても無効にするべきではありません。
ただし上でも書いたようにネットに接続していない場合などには、危険性に関わらず毎回表示されてしまうため、確かに非効率な面もありますよね。
もちろん無効にしてしまうとウィルス感染などのリスクにさらされてしまうため推奨はできません。
ですがある程度自分でパソコンの状況など管理できる人や、他にセキュリティ対策をできているような場合であれば、自己責任で無効にしてしまってもそれほど問題にはならないかと思います。
SmartScreenの設定方法
今回はWindows10を使用している場合の設定方法についてまとめていますが、少し前に行われた大規模アップデート「Creators Update」によって以前と設定方法がかなり変更されています。
ネット上ではまだ古い設定方法が掲載されているサイトなども多いので注意してください。
以下の方法でWindows Defender Smartscreenの設定を変更することができます。
- 「+i」でWindowsの設定を開く。
- 「更新とセキュリティ」をクリックする。
- 左のメニューから「Windowsセキュリティ」をクリックする。
- 「アプリとブラウザーの制御」をクリックする。
「アプリとブラウザーコントロール」の画面が表示されたらOKです。
項目が3つあるんですが、それぞれ簡単に解説すると…
アプリとファイルの確認
デスクトップ上のアプリやファイルなどを監視するためのSmartScreenで、基本的に普段よく見かけるのはコイツが原因であることがほとんどです。
SmartScreenを煩わしく感じている方はとりあえずこの項目をオフにしておけばいいかと思います。
Microsoft EdgeのSmartScreen
Internet ExplorerやMicrosoft Edge用のSmartScreenで、危険なWebサイトなどを表示しないかどうかを監視しています。
Webサイトの監視機能は厳重であるに越したことは無いので基本的にこの項目はオフにしない方がいいかと思います。
WindowsストアアプリのSmartScreen
Windowsアプリストア内でのコンテンツなどを監視するためのSmartScreenです。
個人的に普段全くWindowsアプリストアを使っていないし、オンにしていてもあまり関係ないので放置していますが、よく使っていて煩わしく感じている場合はオフにしてしまってもいいんじゃないでしょうか。
まとめ
今回はWindows Defender SmartScreenの設定方法などについてまとめてみました。
ざっくりと振り返ると、
- Windows Defender Smartscreenは基本的にオフにするべきではない
- SmartScreenの設定は「Windowsの設定」から行う
※Windows10 Creaters Updateで設定方法が大きく変わった - 「アプリとファイルの確認」のSmartScreenだけオフにすればOK
といった内容でお送りしました。
あまりパソコンの扱いに慣れていない方は、ちょっと煩わしい時もありますが、大事なパソコンを守ってくれている機能ですので我慢しておきましょう。
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