iCloudに登録したメールアドレスを既に解約している場合の対処法

iCloudに登録しているメールアドレスってちゃんと使える状態になってますか？

iPhoneを初めて購入した時なんかに、なかば無理やり作らされる「Apple ID」ですが、その時にiCloudと紐づけるためのメールアドレスを登録させられますよね。

その際、結構多くの方がauやdocomoから配布される「キャリアメール」をそのままApple IDとして登録しちゃってるかと思います。

特にそのこと自体に問題はないんですが、もしケータイ会社を乗り換えたり解約してしまってそのメールアドレスが使えなくなった場合、Apple IDやiCloudの設定はどうしたらいいんでしょうか。

今回はそんな「iCloudに登録したメールアドレスを既に解約している場合の対処法」ということで色々と情報をまとめてみましたのでご覧ください。

1 iCloudに使えないメールアドレスが登録されてしまっている
2 iCloudの登録メールアドレスを変更する
- 2.1 iCloudにAppleが提供しているメールを登録している場合
  - 2.1.1 登録メールアドレス変更方法①
- 2.2 iCloudにフリーメールやキャリアメールを登録している場合
  - 2.2.1 登録メールアドレス変更方法①
  - 2.2.2 登録メールアドレス変更方法②
3 まとめ

iCloudに使えないメールアドレスが登録されてしまっている

iCloudに登録されているメールアドレスって、基本的に最初の登録さえパスしてしまえばログインし続けている限り、実際に使用できる状態でなくてもAppleのサービスを利用すること自体は可能なんです。

ただし、登録情報を変更する時や、ログインしなおす必要がある時など、Appleからの認証が必要になった際に登録メールアドレス宛に認証番号が届いたりしますよね。

そういった時にメールアドレスが使用できない状態だと手詰まりになっちゃうんです。

で、そんな時の対処法はと言うと…めちゃくちゃ単純、iCloudに登録しているメールアドレスを、現在使用可能な別のメールアドレスに変更してしまうだけでOKなんです。

iCloudの登録メールアドレスを変更する

iCloudに使用できないメールアドレスが登録されてしまっている場合は、「My Apple ID」と言うApple IDを管理するためのページから登録メールアドレスを変更することができます。

ちなみに変更の際に気を付けるべき点として、Apple ID作成時にどのメールアドレスを使用したかによって少し変更の際のルールなどが変わってきます。

自分が「iCloud.com」などのAppleのサービス上で発行されたメールアドレスを使っているのか、「フリーメール」や「キャリアメール」をそのまま登録に使っているのかきちんと把握しておくようにしてください。

そして自分がもし、Appleが提供しているメールアドレス以外を使用している場合には、必ずメールアドレスの変更前にやっておかなければいけないことがあります。

それは、対象のApple IDで利用しているすべてのサービスと端末からサインアウトしておくということです。

基本的には先にメールアドレスを変更してしまってからでも、サインアウトして変更後のApple IDでサインインしなおせば問題ない場合がほとんどなんですが中には厄介なサービスもあります。

特に「iPhoneを探す」の機能に関しては、先にメールアドレスを変更してしまうとサインアウトできなくなってしまうという仕様になっているらしく、困っている方がかなり大勢いらっしゃるみたいです。

ほとんどの方の場合このサービスさえサインアウトしておけば他に関しては問題ないかと思いますので、最低限この「iPhoneを探す」だけはサインアウトした状態で以下のメールアドレス変更の手順に進むようにしてください。

もし万が一先にメールアドレスを変更してしまったって場合には、以下の記事で対処法をまとめていますのでそちらを参考に対応してみてください。

⇒iCloudからサインアウトできない時の対処法―Apple IDの変更には注意！

iCloudにAppleが提供しているメールを登録している場合

iPhoneなどでApple IDを作成する際に、Apple IDとして「@icloud.com, @me.com, @mac.com」といったAppleが提供しているサービス内で作成したメールアドレスを使用している方も多いかと思います。

その場合には、変更先のメールアドレスに関してもAppleが提供しているメールアドレスでなければ登録できませんので事前に別の「iCloud.comのアドレス」などを取得しておく必要があります。
※GmailなどのApple以外の企業が提供しているメールアドレスには変更できません。

登録メールアドレス変更方法①

以下の手順でメールアドレスを変更してください。

My Apple IDにアクセスしてサインインする。
「アカウント」項目内の「編集」をクリックする。
「連絡先」項目の「さらに追加」をクリックする。
新たに作成したメールアドレスを追加する。
元の画面に戻って「Apple IDの変更」をクリックする。
表示された一覧の中から先ほど追加したメールアドレスを選択する。
「続ける」をクリックする。

これで、新たに作成したメールアドレスでログインすることが可能になります。

iCloudにフリーメールやキャリアメールを登録している場合

Apple ID作成の際に、Gmailなどの「フリーメール」や、auやdocomoなどのキャリアが発行している「キャリアメール」を登録している場合には、変更先としても好きなメールアドレスを登録可能です。

もちろんAppleが提供しているメールアドレスを使ってもOKですが、一度そちらに変更してしまうと、今後他のメールアドレス（Gmailなど）に登録しなおすことはできなくなりますので注意してください。

登録メールアドレス変更方法①

この場合にも基本的には「My Apple ID」から以下の手順でメールアドレスを変更します。

My Apple IDにアクセスしてサインインする。
「アカウント」項目内の「編集」をクリックする。
「Apple IDの変更」をクリックする。
Apple IDとして使いたいメールアドレスを入力する。
「続ける」をクリックする。

これで新しいメールアドレスをApple IDとして登録することが可能です。

登録メールアドレス変更方法②

iPhoneにiOS10.3以降がインストールされている場合、iPhone内の設定アプリから登録メールアドレスを変更することができます。

以下の手順で変更してください。

iPhoneの設定アプリを起動する。
「最上部のユーザー名」をタップする。
「名前、電話番号、メール」をタップする。
「連絡先」項目内の「編集」をタップする。
現在のApple IDを削除して「続ける」をタップする。
新しく使用したいメールアドレスを入力して「次へ」をタップする。
「同意する」をタップする。

これで新しいメールアドレスを登録することができます。

まとめ

今回はiCloudに登録したメールアドレスを既に解約してしまっている場合の対処法について詳しくまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

結局のところiCloudに登録してあるメールアドレスを変更してしまえばいいんだということがわかってもらえたかなと思います。

簡単に内容を振り返ると…

iCloudに登録しているメールアドレスを変更する流れ

Apple IDにAppleのメールアドレスを登録している場合
1. 「My Apple ID」から登録メールアドレスを変更する
Apple IDにそれ以外のアドレスを登録している場合
1. 「My Apple ID」から登録メールアドレスを変更する
2. iOS10.3以降のiPhoneなら設定から直接変更も可能

といった感じでお送りしました。

ちょっとややこしく感じがちなiCloudの設定ですが、こうやってまとめてみれば意外とやるべきことは単純なんですよね。

仕様や解説に関してはもう少し理解しやすくしてもらえるよう、公式サポートには頑張ってもらいたいところです…笑