「あなたのパスワードが侵害されました」
突然こんなメールが届いたら、どうしますか?
文面には、個人情報の漏洩などと引き換えに、ソフトウェアの購入を促したり金銭や仮想通貨を要求したりと言った、脅迫的な内容が書かれているケースが多いです。
人によっては、文面の指示に促されるままに名前や住所、クレジットカード情報なんかまで入力してしまったと言う方もいるらしく、被害報告が絶えません。
そこで今回は、「あなたのパスワードが侵害されました」と言った詐欺・脅迫メールが届いた際の対応方法や注意点について詳しくまとめていきたいと思います。
詐欺・脅迫メールのよくある手口
「あなたのパスワードが侵害されました」などのこうした詐欺メールでよく使われる手口について簡単にご紹介しておきます。
一般的なものとしては、覚えのない会員登録や商材の購入などの事実を押し付けられ、支払いを要求してくるタイプの内容です。
勝手な正当性を盾に、警告音や脅迫的な文面でまくしたてることで不安感を駆り立てて、クレジットカード番号や生年月日などの情報を入力させたり、指示に従わせようとします。
また、ウィルスの混入や抜き取ったパスワードなどの情報と引き換えに、ユーザーの個人情報や金銭などを直接要求してくるようなケースもあります。
実際に自分のパスワードが記載されている?
最近話題になっているのが、こうした脅迫メールの文面に、実際に自分が使用しているパスワードの情報などが記載されているというケースが散見される点です。
情報の抜き取りを目的とした悪質なサイトなどで会員登録をしてしまったのか、実際にハッキングされているのか、入手経路に関しては色々と考えられます。
とにかく、実際に使用しているパスワードが相手に漏洩してしまっていると言う事実によってより危機感も強まり、相手の指示に従ってしまう被害者の数も増えているようです。
詐欺・脅迫メールが届いた時の対処法
では実際にこのような詐欺・脅迫メールが届いた場合はどのように対処するのがいいんでしょうか。
よくあるパターンとしては、放置したり無視してしまうことで状況がさらに悪化すると思い、不安になって渋々ながら対応してしまったりするケースです。
ですが、メールが送られてきただけの状態であれば、基本的に漏洩してしまっている情報は「メールアドレス」のみ、もしくは個人の特定には繋がらない程度のものである可能性が高いです。
つまりこの手のメールに対しては一切相手にせず無視しておくのが正解です。
下手に問い合わせてしまったり指示通りに情報入力などしてしまうことで、余計に被害が広がってしまいますので、多少不安に感じるかとは思いますが気にする必要はありません。
あまりにもメールがしつこいようであれば、メールアドレスの変更をしてしまえばいいかと思います。
既に被害に遭ってしまった場合は…
既に詐欺メールを受信後、不安に駆られて個人情報を提供してしまったと言う方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、名前や住所などの今日明日でどうすることもできないものを除いて、できるだけ迅速に可能な範囲で対処しておく必要があります。
特に、クレジットカード情報などの金銭的なトラブルに繋がるものに関しては、今すぐにでもサポートダイヤルに問い合わせて、利用停止にするなどの対応が必要です。
また、普段からよく使用しているログインパスワードなどの情報も、場合によっては重大なトラブルに発展してしまう可能性も考えられます。
該当のパスワードを使用しているサービスがあれば、思い当たる範囲で変更をかけておくことをオススメします。
まとめ
今回は、「あなたのパスワードが侵害されました」と言った詐欺メールが届いた時の対処法などについて詳しくまとめてみました。
こういった詐欺や脅迫系のメールに関しては、あまり予備知識がない方にとっては結構あせったり不安に感じてしまいがちですよね。
スマホやパソコンでよくあるワンクリック詐欺などにも言えることですが、この手のフィッシング詐欺って基本的には自分から何か行動を起こさない限りは、面倒な事態になる可能性は極めて低いです。
遭遇した場合は、一度冷静になることがなによりも肝心です。
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