iPhoneに搭載された「AirDrop」機能って使ったことありますか?
基本となるファイル共有機能だけでなく、プリンタなどの周辺機器とのアクセスにも使えたりするため、意外と目にするシーンも増えてきたように思います。
そんな「AirDrop」に関するトラブルとして、うまく繋がらなかったり、そもそも設定が見つからないと言った声が結構上がっているみたいです。
そこで今回は、「AirDrop」がうまく動作しない時の原因と対処法について詳しくまとめてみましたのでご紹介していきたいと思います。
目次
「AirDrop」とは
「AirDrop」ってそもそもご存知ない方もいらっしゃると思いますので、念のため簡単に機能について解説しておきます。
「AirDrop」と言うのは、iOS端末(iPhoneやiPad)で利用することができるファイルの共有機能のことです。
ケーブル接続や端末同士の登録などは不要で、Wi-Fi環境さえあれば手軽にファイルの受け渡しが可能なんです。
ただし、簡単な分セキュリティ面に気を使う必要もあって、不特定多数の相手に自分の個人情報をさらしてしまう危険性もあるため設定などには注意しておかなければいけません。
⇒話題の「AirDrop痴漢」とは?―被害に遭わないための対処法もご紹介
「AirDrop」が繋がらない/見つからない時の原因は?
では本題である「AirDrop」が繋がらない/見つからない場合の原因についてまとめてみましょう。
考えられる主な原因としては以下のようなことが挙げられます。
- iOSが古い
- 「AirDrop」の設定不備
- 「テザリング」機能の干渉
- 端末の一時的な不具合
- 通信機能の一時的な不具合
ほとんどの場合、このポイントに気を付けておけば問題なく「AirDrop」機能を使用することができます。
順番に対処法についても確認していきましょう。
試しておきたい5つの対処法
「AirDrop」がうまく機能しない時の対処法を、考えられる原因ごとに確認していきたいと思います。
iOSのアップデート
まず前提として、「AirDrop」機能は「iOS7」以降がインストールされている端末でしか使用することができません。
自分の使用している端末のiOSバージョンを確認しておきましょう。
バージョンの確認とアップデート方法に関しては以下の記事を参考にしてください。
⇒今さら聞けない?「iPhoneでiOSアップデート」の手順
「AirDrop」の設定を確認する
まず初めに「AirDrop」の機能を使用するために必要な設定や環境が整っているかどうか確認しておきましょう。
必要な項目としては以下の通りです。
- 「AirDrop」の設定が有効になっている
- Wi-FiとBluetooth機能がオンになっている
- 通信相手側も同様の設定になっている
意外と、相手側の端末の設定を忘れていたなんてこともよくある話なので、念のためお互いの設定を見直しておいてください。
「AirDrop」の設定確認については以下の手順で確認が可能です。
- 設定アプリを起動する。
- 「一般」をタップする。
- 「AirDrop」をタップする。
- 「連絡先のみ」または「すべての人」にチェックを入れる。
これで、「AirDrop」が使用できる状態になります。
「インターネット共有(テザリング)」をオフにする
「AirDrop」を使用する条件として、「インターネット共有(テザリング)」の機能についても確認しておく必要があります。
この機能がオンになっていると「AirDrop」での通信を行うことができません。
念のため確認して、もしオンになっている場合は一旦オフに切り替えておきましょう。
端末を再起動する
端末の一時的な不具合によって、「AirDrop」が機能していない可能性も十分に考えられます。
こういったシステム関連の不具合に関しては、よほど致命的なものでない限り端末の再起動を行うことで、正常な状態に戻すことができます。
一度、完全に端末の電源を切ってからしばらく時間を置き、再度起動し直してみてください。
通信環境を初期化する
端末の通信機能に一時的なトラブルが起きてしまっている可能性もあります。
そんな時は、一度「機内モード」をオンにしてみたり、Wi-FiやBluetoothの機能のオンとオフを何度か切り替えてみることで復旧することがあります。
また、それでも改善しない場合には、通信に関する設定のみを初期化する方法が有効です。
以下の手順で試してみてください。
- iPhoneの「設定」を起動する。
- 「一般」をタップする。
- 「リセット」をタップする。
- 「ネットワーク設定をリセット」をタップする。
これで、端末内のデータには影響を与えずに、ネットワーク関連の設定のみをリセットすることができます。
ただし、Wi-Fiのアクセスパスワードなども初期化されてしまうため、今まで自動で使えていたものについても再度パスワード入力が必要になったりするので、事前に確認しておくようにお願いします。
どうしても改善しない場合は…
ご紹介した内容を試してみてもどうしても改善しない場合は、システムに致命的な障害が発生していたり、物理的な故障が原因となっている可能性も考えられます。
そうなってしまった場合、基本的にユーザー側で対処できることはほとんどないと言えるでしょう。
一度公式サポート(Apple Storeやクイックガレージ)などに依頼してみて、どういった対応を取ってもらえるか確認してみることをオススメします。
また、使用している端末が古くなっている場合であれば、機種変更なども選択肢の一つとして検討してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、「AirDrop」の機能がうまく繋がらない時の原因と対処法について詳しくまとめてみました。
ご紹介した方法で、基本的には改善されるかと思いますが、先ほども記載した通りセキュリティやプライバシーに関する対策も重要になってきます。
基本的には使用していない時は「AirDrop」の設定を「受信しない」にしておくことをオススメします。
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