iPhoneで通話を録音することは可能？

スマホを使用していて、通話の内容を録音しておきたいと思ったことはありませんか？

「大事な契約内容などの説明を保存して後で確認したい。」

「大切な人との会話内容を残しておきたい。」

などなど、とっさに録音しておいて後で聞き返したいってことはみなさん経験あるかと思います。

また他にも、トラブルの相手との会話内容やストーカー被害の証拠を押さえておきたい場合なんかにもあると便利なんじゃないでしょうか。

ですが、どうやらiPhoneには通話の内容を録音する方法が搭載されていないみたいなんです。

そこで今回は、iPhoneで通話を録音する方法について色々と詳しくまとめて行きたいと思います。

iPhoneには通話の録音機能が付いていない？

冒頭でも少し触れましたが、実はiPhoneには通話の内容を録音するための機能が搭載されていません。

「ボイスメモ」といったアプリはあるものの、通話が始まると自動的に録音機能が停止してしまうため役には立ちません。

Androidスマホには標準で付いているのに、なぜ…？

というのも、iPhoneは世界中で販売・普及しているため、国によっては通話の録音機能自体が違法となることもあるみたいです。

そのため、標準機能としては搭載しづらい背景があると言うことでしょう。

ではiPhoneで通話を録音する方法についてご紹介して行きたいと思います。

iPhoneには標準の録音機能が無いと言いましたが、標準機能以外の録音用アプリをインストールしてやることで、通話を録音することができます。

iPhoneユーザーによく利用されているアプリを一つご紹介しておきますので任意で試してみてください。

「Tape Call」には無料版と有料版が存在し、無料版でも60秒間は録音可能なので一度試してみるといいかもしれません。

ただし、きちんと通話内容を録音するためには「グループ通話」と呼ばれる機能が必要になります。

このグループ通話機能というのは、au（三者通話サービス）かソフトバンク（グループ通話）にしか有料オプションが存在しないため、他の通信会社を利用している場合は使用できません。

基本的には留守番電話サービスなどのオプションパックに含まれている機能ですので、一度自分の契約内容を確認してから使用してみてください。

アプリを使用する以外にも、iPhoneに外部機器を接続することで通話内容を録音するという選択肢もあります。

イヤホンタイプのICレコーダーなら、耳に装着してそのまま通話するだけでお互いの音声を録音することができます。

また置き型のボイスレコーダーでも、iPhoneでの通話をスピーカー出力してやることで録音は可能でしょう。

最近ではBluetooth接続が可能なボイスレコーダー機器などもあって、どれもだいたい2000円程度で販売されているので、もしもの時のために1つは用意しておくのも悪くないかもしれませんね。

通話を録音する際に気になる点としては、違法性に関する問題です。

会話を録音する際に相手側の了承は必要…？

許可の無いまま実施してしまうことで、プライバシーの侵害や名誉棄損などに繋がる…？

などなど、自分の身を守る目的の行為が逆に足を引っ張るなんてことになっては目も当てられません。

一般的にこのような行為は「秘密録音」や「無断録音」と呼ばれており、目的にもよりますが原則的には違法性は無いとされています。

ただし、盗聴器などの反社会的な方法を使用しての録音行為については裁判の際に証拠として認められなかったり、逆に違法性を問われたりする可能性があります。

また、録音した音源をSNSなどに公開したり、その情報から個人が特定できてしまったりした場合には、プライバシーの侵害などに当たる可能性が高いため、用途には注意が必要です。

今回は、iPhoneの通話内容を録音する方法についてまとめてみました。

iPhoneには通話の録音機能がないため、必要な場合はちょっと面倒な手間がかかってしまいそうです。

どうしても通話を録音する機会が多い場合には、通話用にAndroidスマホを1台持っておくというのも一つの手段といえるかもしれません。

またご紹介した通り、くれぐれも録音する際にはきちんとプライバシーなどを考慮して、用途には気を付けるよう心掛けてくださいね。