「SmartByte」とは？―Dell製のPCに潜むプログラムに注意

実は最近、個人的にDell製のパソコンを購入しました。

パーツ自体はそれなりに高性能なもので揃えたはずなんですが、なぜか頻繁に動作がフリーズしたり、酷い時はブルースクリーンが発生したりと、買ったばかりにしては異常な状態に…。

そこで色々と確認してみると、タスクマネージャーに「SmartByte」と言う謎のプログラムを発見。

どうやらこの「SmartByte」が原因で、同じような症状が発生してるケースが多いとのことで詳しく調べてみました。

「SmartByte」とは

まずこの「SmartByte」と言うプログラムがどういうものなのかについて解説しておきましょう。

「SmartByte」はRivetNetwork社が提供しているプログラムで、Dell製のパソコンなどに最初からインストールされていることがあります。

機能としては、起動しているアプリなどを自動的に判断して、インターネットの通信速度を管理・調整してくれます。

例えば動画を観ながらボイスチャットをしている状況の場合、動画視聴の方がより速い通信速度を必要とするため優先度を上げ、逆にボイスチャットの方は優先度を下げて通信速度を抑えてくれたりします。

「SmartByte」が原因のトラブルが頻発

通信速度を自動で調節してくれると言うことで一見便利なプログラムなんですが、どうやらこの「SmartByte」が原因でパソコンがフリーズしたりブルースクリーン現象が起きると言う報告がかなり多いみたいなんです。

またフリーズ現象以外にも、「YouTube」などの動画サイトでなぜかうまく動画が再生されない現象なども発生するようで、とにかくいい評判の無いプログラムっぽいです。

原因としては、ネットの通信速度があまり速くない場合や、環境があまり安定していない場合によくトラブルが起こりがちとのことです。

もし使用しているネット環境が十分で、「SmartByte」が起動していても特にエラーが起きていない場合には特に支障はないと言うことなので、それぞれの状況に応じて対処してみてください。

「SmartByte」は削除しても大丈夫？

では、ボクと同様に謎のフリーズ現象に困っていると言う方の場合、この「SmartByte」を削除してしまっても問題ないのかって気になりますよね。

基本的に「SmartByte」はWindowsのシステムに影響を与えるような重要なプログラムではないため、削除してしまっても問題はありません。

「Windowsの設定」やコントロールパネルなどからアンインストールしてしまいましょう。

その際に「SmartByte」のプログラム以外にも、「SmartByte Drivers and Services」と言う関連プログラムも忘れずにアンインストールしておいてください。

削除できない場合は…

アンインストールしようとしても、どうしても「SmartByte」が削除できない場合があるんです。

そんな場合は、Windowsのサービス機能から「SmartByte」の実行を停止してしまってください。

手順は以下の通りです。

これで、アンインストールできなくとも、プログラムが起動しないように設定することができます。

まとめ

今回は、「SmartByte」という謎のプログラムによるフリーズ現象などのトラブルについて詳しくまとめてみました。

機能的には便利で高性能なアプリなんですが、現状は環境が合わないことが多いため、どうやらDellの公式サポートなどでもアンインストールを勧められるケースがあるみたいです。

Dell製のパソコンで、変にフリーズしたりブルースクリーンが頻繁に発生する場合は、一度確認してみてください。