Windowsのタスクマネージャーを確認すると、常に無数のアプリケーションやサービスが実行されているのが分かるかと思います。
そんなプログラムの中には、意外と無駄にパソコンを圧迫してるだけのものなんかも存在します。
「UtcSvc」も実はその手のプログラムの一つで、常に起動している割にほとんどユーザーにはメリットの無い存在といえます。
「UtcSvc」とは
まず「UtcSvc」がどういったプログラムなのかについて簡単に解説しておきたいと思います。
「UtcSvc」というのは「Universal Telemetry Client Service」の略称で、Microsoftが品質向上を目的にユーザーから情報を収集するための機能のことです。
Windows内でのサービス名としては「Connected User Experiences and Telemetry」と表示されています。
通常、タスクマネージャーなどでは「Svchost」や「サービスホスト」といった表示の中に格納されているのであまり目につく機会も少ないかもしれません。
これは、Windowsのサービスが基本的にこの「Svchost(サービスホスト)」というプログラムをベースにして起動されるためこういった表記になっています。
CPUやメモリの使用率が異常な場合は注意が必要
基本的に「UtcSvc」が無駄にCPUやメモリを消費してしまうようなことはほとんどありません。
タスクマネージャーを開いて、もしこの「UtcSvc」のCPUやメモリの使用率が異常な数値を示していた場合は、ウィルスなどが偽装している可能性が考えられます。
というのも、Windows上では常に十数個ものサービスが起動した状態になっていますが、そのほとんどが各々別の「Svchost」上で実行されています。
そのため、タスクマネージャー上で確認すると無数の「Svchost」が散在しているのが分かるかと思います。
この状況を利用して、ウィルスやマルウェアなども「Svchost」を偽装して秘密裏に働いているという可能性が高いんです。
PCのトラブル時にタスクマネージャー上で「Svchost」が原因だと判明した場合には、そういった可能性を考慮して早めの対処をオススメします。
「UtcSvc」は停止しても大丈夫?
では本題に戻って「UtcSvc」を停止することは可能かどうかについても触れておきたいと思います。
基本的に「UtcSvc」にはユーザーからMicrosoftへの情報提供の役割しかありません。
今後の品質向上を願って自分の情報を提供しようという意思がない場合には停止してしまっても全く問題ありません。
実際ボクも、危険性などは無いとわかってはいるものの、常に監視されているようで気持ち悪いため停止しています。
今のところ特に他のシステムなどに支障も出ていませんので、安心して停止してしまって大丈夫かと思います。
「UtcSvc」を停止する方法
「UtcSvc」を停止する方法についてもご紹介しておきたいと思います。
手順としては以下の通りです。
- 「スタートメニュー」を開く。
- 「Windows管理ツール>サービス」と選択する。
- 「Connected User Experiences and Telemetry」を選択する。
- 右クリックメニューから「プロパティ」を選択する。
- スタートアップの種類を「無効」に変更する。
- サービスの状態で「停止」をクリックする。
※既になっている場合は不要 - 「OK」をクリックする。
これで「UtcSvc」を停止することができます。
まとめ
今回は「UtcSvc」というよくわからないプログラムについて情報をまとめてみました。
ご紹介した内容をざっくり振り返ると、、
- 「UtcSvc」はMicrosoftが情報収集を行うためのプログラム
- CPU使用率などに異常がある場合はウィルスの偽装ファイルかも
- 「UtcSvc」は停止してしまっても問題なし
といった感じでお送りしました。
なんだかよくわからないプログラムが動いているのは気持ち悪いと言う方は、ご紹介した手順で停止してしまってください。
コメントを残す