Androidスマホの充電器って、iPhoneと違って色んな種類があってよくわからないですよね。
「接続端子自体はどれも同じなのに、それぞれ種類によってどういった違いがあるのか…」
基本的にはケータイショップのスタッフに任せている方も多いかと思いますが、きちんと性能を把握しておくことで購入の際に金額や性能の差による選択肢を持つことができます。
そこで今回は、ここ最近の主流となっている「ACアダプタ06と07の違い」について詳しくまとめてみたいと思います。
これまでのスマホ充電器
Androidスマホの充電器はこれまでにたくさんの種類が出ていますが、基本的にどれも接続端子は「microUSB」で統一されています。
見た目上はどれも同じですが、スマホのバッテリー性能の向上にともなって充電器の出力や充電速度などはどんどん高性能になっています。
そのため古い機種に高出力の充電器を接続してしまうとバッテリーに負荷がかかりすぎて故障しまったり、逆に最新機種に古い充電器を接続しても充電速度が遅すぎて充電がなかなか終わらなかったりといった異常が起きてしまいます。
スマホの機種に合わせて充電器の種類にも気を付ける必要があります。
時代は「microUSB」から「USB Type-C」へ
上記の通りこれまでのAndroidスマホでは、充電ケーブルの接続端子は「microUSB」で統一されていました。
しかし、ここ最近の新機種では新しく「USB Type-C」という接続端子が採用されるようになってきており、充電器もそれに従ってこの型のものが発売されるようになりました。
この「USB Type-C」というのはUSB端子の新しい規格で、近年急速に普及が進みパソコンや携帯ゲーム機なんかにも搭載されるようになっています。
「USB Type-C」の特徴
「USB Type-C」端子の特徴としてはまず、先端の形状が上下対象になっていることです。
これまでの「microUSB」では先端の形状が台形のようになっており、充電ケーブルを挿しづらいことや、スマホと接続する際に向きを間違えると端子が破損してしまったりといったトラブルの原因となっていました。
しかし新しい「USB Type-C」では上下左右の形状がそれぞれ対象となっているため、接続の際に向きを気にする必要が無くなり、端子自体の強度も以前より強くなりました。
さらに、給電の速度と出力もかなり向上しています。
給電速度に関してはスマホの機種側の性能にもよるため一概には言えませんが、アダプタ自体の性能としては5~6倍の電力を供給することが可能となっているため充電速度もかなり早くなっています。
ACアダプタ06と07の違い
スマホの接続端子の解説が一通り済んだところで、本題のACアダプタ06と07の違いについて説明していきます。
ACアダプタ06と07ではまず前提としてどちらもUSB Type-Cの端子が採用されているため、見た目にはほとんど見分けがつきませんが、性能面に決定的な違いがあります。
それは、ACアダプタ07が「USB PD」に対応しているという点です。
「USB PD」というのは「USB Power Delivery」の略称で、USB Type-Cの端子から最大1000Wもの電力を供給できるという最新の規格で、その電力供給量からスマホだけでなくパソコンなどの高出力を要する機器への充電も実現可能です。
現状では一部のスマホでしかこの機能に対応していませんが、今後このUSB PD機能に対応したスマホが主流となっていくことが予想されます。
少し値段が上がってしまいますが、もし充電器を新たに購入するのであればひとつ持っておくのも悪くないかもしれません。
まとめ
今回はAndroidスマホの充電器「ACアダプタ06と07」の違いについて色々とまとめてみました。
ざっくり振り返ると、
- ACアダプタ06以降は「USB Type-C」の端子が採用されている
- ACアダプタ07には「USB PD」と呼ばれる高出力給電機能が付いている
といった内容でした。
今後ますます進化していくスマホを追いかけるように、充電器もどんどん進化しています。
最新のスマホに機種変更した方や、これから機種変更を考えている方は、今回の記事を参考に充電器選びにも少しこだわってみてください。
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