iCloudからサインアウトできない時の対処法―Apple IDの変更には注意！

iCloudからサインアウトしようとすると延々繰り返される「Apple ID」と「パスワード」の入力画面。

Apple IDって一度作ってしまえば、普段そんなに設定などを気にするタイミングも無いかと思います。

でも登録メールアドレスとしてケータイ会社のものを使っていたりすると、ケータイ会社を切り替えた時なんかに、メールアドレス変更をする必要が出てきますよね。

その際、安易にApple IDを変更してしまうとiCloudからサインアウトできないループにはまってしまうことがあるんです。

そこで今回は、こういったケースで「iCloudからサインアウトできない場合の対処法」について詳しくまとめてみたいと思います。

iCloudからサインアウトできない原因

iPhoneなどでiCloudにサインインしている状態のままApple IDを変更してしまうと、端末上でiCloudからサインアウトしようとしても、変更前のApple IDでログインするように要求されます。

さらに、変更前のApple IDでログインしようとパスワードなどを入力したとしても、その情報はすでに使用できない立場になってしまっているためどうやってもサインアウトできない状況におちいってしまいます。

これはほとんど仕様上仕方のない症状みたいで、この状況を防ぐためにはメールアドレス変更の前にきちんとAppleサービスやiCloudからサインアウトしておく必要があるみたいです。

しかしまぁなってしまったものは仕方ありません…その状況でなんとか改善できる対処法があるみたいなのでご紹介していきたいと思います。

iCloudからサインアウトできない場合の対処法

上の様な状況が原因で、iPhoneでiCloudからサインアウトできないって場合、以下の対処法を試してみてください。

iPhoneをiOS10にアップデートする

まずはiCloudからサインアウトできないで困っている端末のiOSを以下の手順で確認してみてください。

自分のiPhoneの「バージョン」が10.3.0以下であれば、iPhoneのiOSをアップデートしましょう。

iOSのアップデート手順は以下の通りです。

アップデートには数分から数十分かかりますので、処理が完了するのを待ってから、再度iCloudからのサインアウトを試してみてください。

一時的にApple IDを変更する

もしiOSがアップデートできない場合や、アップデートしたのにまだiCloudからサインアウトできない場合には、一時的にApple IDの登録メールアドレスを変更することで対処することも可能です。

以下の手順で変更してください。

これで、iCloudからサインアウトできるはずです。

設定完了後、改めてiPhoneから新しいメールアドレスでiCloudにサインインできるかどうか確認してみてください。

それでもダメな場合

基本的にここまでの手順で改善するはずですが、まれにうまくいかないケースがあるみたいです。

きちんと手順通り行ったにもかかわらずサインアウトができない場合は、残念ながら現状対処法がありません。

Appleの公式サポートに依頼することで、強制的にサインアウトを実施してもらえるそうなので一度問い合わせて見てみることをオススメします。

⇒Apple 公式サポート

まとめ

今回は、iPhoneでiCloudからサインアウトできない場合の対処法についてまとめてみました。

ざっくり振り返ると、

と言った内容でした。

登録するにも変更するにも一筋縄ではいかないApple IDですが、特に「登録メールアドレスの変更＝Apple IDの変更」を意味するので、結構厄介なトラブルが多いです。

実施する場合には細心の注意を払って、面倒なことにならないように気を付けたいですね。