ある日突然、iPhoneの電源が入らない。
あなたならどうしますか?
今回は、そんな事態に陥った時に試してほしい解決策を3つご紹介します。
以下の内容でリスクの少ない順番に解説していきますので、確認しながら読み進めていってください!
- 強制再起動
- 長時間の充電
- リカバリモードとDFUモード
強制再起動
iPhoneに限らずパソコンやタブレットなどにも言えますが、再起動によってトラブルが改善する可能性は非常に高いです。
iPhoneに電源が入っている様子もなくボタン類にまったく反応がないからと言ってあきらめず、一度強制再起動の方法を試してみましょう。
ちなみに、強制再起動の方法に関しては使用中のiPhoneがどの世代のものかによって手順が違うため、詳しい内容を別記事にまとめてありますので、操作方法がわからないという方は参考にしてみてください。
長時間の充電
iPhoneが起動しない原因のひとつとして、バッテリーがトラブルを起こしているってケースも大いにあります。
バッテリートラブルにも色々ありますが、ただ単に過放電状態に陥っている場合は、まだ回復する可能性は高いです。
過放電状態というのは、バッテリー内部の電力が完全に抜けきってしまい、ちょっと充電した程度では普段通り起動できなくなってしまっている状態のことを言いますが、まだ壊れてしまっているわけではありません。
つまり、いつもより長時間充電してやればいいんです!
きちんと純正品の充電ケーブルに接続した上で、少なくとも30分~1時間程度は様子をみてみることをお勧めします。
ちなみにこの過放電現象は、普段から頻繁にバッテリーを0%まで使い切ってしまったり、0%のまま長時間放置していたりすると起こりやすくなっちゃいます。
いつもギリギリまでiPhoneを酷使してしまっている方は、少し余裕をもって充電してあげるようにするとより長持ちするはずですよ!
また水濡れや、経年劣化によってバッテリーが完全にダメになっている場合は、この方法での修復は望めないでしょう。
公式サポートに問い合わせて、修理や交換対応を依頼してみてください。
リカバリモードとDFUモード
再起動や、長時間充電を試してみてもiPhoneが起動しない場合、内部のソフトウェアに不具合が起こっている可能性が考えられます。
この場合、iPhoneだけでの修復は難しいため、パソコンからのアクセスを試してみましょう。
パソコンを使用してiPhoneを修復する方法としては2通りあります。
『リカバリモード』を使う方法と『DFUモード』を使う方法です。
どちらもパソコンを使って強制的にiPhoneを起動させるという意味では似たような内容なんですが、それぞれの特徴を確認しながら順番に試してみましょう。
リカバリモード
まず試して欲しいのが、iPhoneを『リカバリモード』で起動する方法です。
リカバリモードとは、iPhoneが起動途中で不具合を起こしたり、そもそも起動するための処理を行えていなかったりした際に、パソコン側でその部分をサポートすることでうまく起動できるようにしてあげる、といった内容なんです。
このリカバリモードでの起動に成功した場合、パソコン上での操作となりますが修復方法として
以前にバックアップを取っていた場合はそのデータで上書きすることで問題が起きる前の状態に戻す
もしくは
iPhone本体のアップデートをしてソフトの問題を修復する
という選択肢から選ぶことができるんです。
ですので、iPhone内部のデータなどが消えるリスクも比較的低く、Appleも公式で推奨している修復方法の1つです。
機種ごとの詳しい手順は以下の記事でご紹介していますので確認してみてください。
後述するDFUモードでの起動を試す前に、必ずこの『リカバリモード』での起動を一度試しておくことをお勧めします。
DFUモード
一方DFUモードとは、Appleの公開していない非公式の修復方法です。
iPhoneが起動処理だけに限らず何らかの不具合によって起動できない場合に、パソコン側で強制的にiPhoneの内部を書き換えて修復するといった内容です。
つまり、iPhoneのデータは基本的にすべて消去されてしまいます。(工場出荷時の状態に戻ります)
事前にバックアップをとれていた場合は、初期化後に再度復元すればいいだけですが、バックアップがなかった場合は完全にデータを失ってしまうため、理解した上で実施するようにしてください。
手順は以下の通りです。
iPhone 6s以前のシリーズの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新してから、起動する。
- iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動する。
- 電源ボタンとホームボタンをしばらく押し続ける。(10秒程度)
- 電源ボタンのみ離す。
- iTunesの画面に「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました。」という表示が出たらOK。
iPhone 7以降のシリーズの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新してから、起動する。
- iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動する。
- 電源ボタンと音量ボタン(下)をしばらく押し続ける。(10秒程度)
- 電源ボタンのみ離す。
- iTunesの画面に「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました。」という表示が出たらOK。
あとはそれぞれiTunesの画面の指示通りに進めればiPhoneの初期化が実施されます。
完了次第、iPhoneが起動できるかの確認を行っていくことになります。
それでもダメなら
ここまで手を尽くしてみたけどiPhoneが起動しなかったという方。
残念ながら個人で対応するには少し症状が重すぎるみたいです。。
状況を悪化させてしまう前に、Apple Storeなどの公式サポートに修理を依頼してみましょう。
まとめ
以上、iPhoneの電源が入らない時の解決策を3つご紹介しました。
「事前にバックアップを」「こまめにバックアップを」
と書いたり言ったりするものの、私も正直めんどくせーって思います。
でもやっぱりそのめんどくささに代えがたい価値がスマホのデータにはあると思います。
今回のようなトラブルに遭遇する前に今一度バックアップを取っておくことをお勧めしておきます。
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