Windows10になってからパソコンが勝手に再起動されてしまって困っているという声をよく見かけます。
表面的にはどんどん多機能に、便利になっていってるWindows10ですが、ちょくちょく地味なところでユーザーを困らせている問題があるみたいです。
中でもこの「パソコンが勝手に再起動される」トラブルに関しては、作業中のデータが消えてしまったり、急いでいる時に無駄に時間を取られてしまったりと、結構頭を抱えている方が多いんです。
そこで今回は、Windows10でパソコンが勝手に再起動してしまう時の原因と対処法について詳しくまとめてみましたのでご紹介していきたいと思います。
目次
Windows10が勝手に再起動されてしまう原因
Windows10が勝手に再起動されてしまう原因としては、以下の様なことが考えられます。
- Windowsアップデートの設定
- パソコンの熱暴走
- パソコンの帯電
- ウィルスソフトの干渉
- システムの不具合
勝手に再起動されてしまう場合の対処法
Windows10のパソコンが勝手に再起動されてしまう場合の原因として上記5つの可能性をご紹介しました。
一つずつ対処法を見ていきましょう。
Windowsアップデートの設定を確認する
Windows10では、OSの更新「Windowsアップデート」が基本的には自動で行われるように設定されています。
工程としては「アップデートファイルのダウンロード>アップデートファイルのインストール>再起動」という流れで、アップデートファイルのダウンロードまでは特に通知なく行われます。
そしてファイルのインストールと再起動に関しては、「アクティブ時間」に設定された時間以外を狙って実施されるようになっているんです。
つまり、このアクティブ時間を再起動してほしくない時間に設定しておくことで勝手に再起動されることを防ぐことができます。
以下の手順で、「アクティブ時間」を任意の時間に変更しておきましょう。
- 「+i」を同時押しして「Windowsの設定」を開く。
- 「更新とセキュリティ」をクリックする。
- 「Windows Update」をクリックする。
- 「アクティブ時間の変更」をクリックする。
- 「開始時刻」と「終了時刻」を設定して保存する。
これで、アクティブ時間に指定した時間内であれば、いくらパソコンを放置していても勝手にWindowsアップデートが実施されて再起動されてしまうことは無くなります。
パソコンの温度を下げる
夏場やパソコンの密集した部屋などで、パソコンを長時間起動しっぱなしにしていたりすると、パソコン内の温度が異常に高くなってしまうケースがあります。
基本的にはどのパソコンにも冷却装置が取り付けられていて、温度が上がりすぎないように調整されるはずなんですが、性能の劣化や急な温度上昇などによって不具合が起きてしまうことがあるんです。
そういった場合には、一度パソコンの電源を落として休ませたり、部屋の温度を下げるなどして、パソコンの温度上昇を改善してあげることで正常な状態に戻すことができるかもしれません。
放電処置を行う
パソコンなどの電子機器にとって、帯電現象というのは非常に厄介なものです。
データの消失や、動作にまで影響がでたりします。
一度、以下の方法で完全に放電してみてください。
- パソコンの電源を切る。
- すべての接続機器を取り外す。
- 電源ケーブルも取り外す。
- 2~3分ほど放置する。
- 再度電源ケーブルを差し直す。
- パソコンの電源を入れる。
これでパソコン内部に溜まった電気を放電することができます。
もしバッテリーなどを取り外すことのできないノートパソコンの場合は、各機種ごとに放電手順が用意されているはずですので、メーカーのホームページなどで確認するようにしてください。
ウィルスソフトを無効にする
パソコンにインストールされているウィルスソフトがパソコンに干渉することで、勝手に再起動されてしまっている可能性も考えられます。
一度ウィルスソフトを停止してみた上で、しばらく運用してみることをオススメします。
その間セキュリティ面に不安がある場合には、別途Web上のウィルスチェックサイトや、Windowsディフェンダーなどを使って対策するとよいかと思います。
システムの復元を行う
Windowsの機能、「システムの復元」を使って正常だった時の状態に戻すことで改善できるかもしれません。
システムの復元によってWindows内のシステムが変更された時などに、自動的に復元ファイルが生成されている場合があります。
以前は正常に動作していたのに、最近どうも勝手に再起動してしまって困っているなんてケースであれば、この復元ファイルを使って状態を戻すことで不具合が治るかどうか確認してみるとよいかと思います。
Windows10 Creators Updateで多少改善された?
Windows10は大規模なアップデート「Creators Update」によって、かなり色々な箇所に変更が施されました。
その中に今回のトラブルにも影響のある「Windowsアップデート」関連の変更もあったんです。
以前は、上でも紹介した「アクティブ時間」などの設定も無く、問答無用で15分ほど操作しなければ勝手に再起動されてWindowsアップデートが開始されてしまっていたようです。
そのため「Windows10 Creators Update」を適用しているかいないかによって、この「勝手に再起動問題」の対処法も変わってしまいますので、基本的にはOSを最新の状態にした上でこの記事の対処法を試すようにしてみてください。
まとめ
今回はWindows10が勝手に再起動されてしまう場合の原因と対処法についてまとめてみました。
ざっくりと振り返ると、
Windows10が勝手に再起動されてしまう場合の対処法
- Windowsアップデートの設定を見直す
- パソコンの温度を下げる
- パソコンを放電してやる
- ウィルスソフトを一旦停止してみる
- システムの復元を使う
といった内容でお送りしました。
Windows10になってから、特にアップデート関連のトラブルに困っている方が多いみたいです。
再起動問題で悩んでいる方は一度アップデート設定を見直してみて、改善されなかった場合には他の原因も疑ってみてください。
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