どうも、iPhoneユーザーになってそろそろ7年になるハチです。
iPhoneって操作がだいたいシリーズ共通で、動作もヌルヌル快適だし結構気に入って使ってるんですが、やっぱり機械は機械、色んなトラブルは付きものです。
そんなトラブルを解決するための最後の手段的な存在として『iPhoneの初期化』があります。
データはもちろん、今まで設定した内容などもすべて消えてしまうので、できれば行いたくない操作ではありますが、避けては通れないのもまた事実です。
今回はそんなトラブルの味方(?)、iPhoneの初期化の操作についてわかりやすく手順をまとめました!
もちろんトラブル解決だけでなく、下取り準備などでデータを完全に消したい方にも役立つ内容となっていますのでぜひご覧くださいね。
目次
事前に済ませておくこと
iPhoneを初期化する際に、絶対にこの2つだけは済ませておきましょう!
iPhoneのバックアップ
初期化の目的にもよりますが、iPhoneの中のデータを再度利用したい場合にはバックアップは不可欠です。
また初期化をする際だけでなく、普段からこまめにバックアップを行っておくことで、今後遭遇する様々なトラブルに対処しやすくなります。
スマホのデータを失くした時の面倒さに比べれば、バックアップの手間の方がはるかに楽ですし。。
事前にめんどくさい処理は済ませちゃいましょう。
⇒iPhoneのバックアップ方法教えます―iTunesもiCloudも超簡単
⇒iPhoneのバックアップを確認―簡単にバックアップできているか確認する方法
iPhoneを探す機能をOFFに
iPhoneには紛失した時や盗難にあった際に、iPhone本体の現在地を他のパソコンやスマホから検索をかけることができる機能が付いており、機能名は読んで字のごとく『iPhoneを探す』です。笑
iPhoneを初期化する際、この『iPhoneを探す』がONになったままですと初期化の手順を進めることができないんです。
例えば私がショップでよく見かけたトラブルですが、
面倒な機種変更の手続きが済み、あとは古いiPhoneを下取りに出して完了・・・とその前に初期化してから渡さなければいけません。
その際に必ずこの『iPhoneを探す』をOFFにする必要があるのですが、そのためにはiCloudへのログインが必要なんですね。
でも機種変更は済んでしまっているのでネットには繋げないし、初期化できん。。ってな感じのひと悶着が結構頻繁に起こっていました。
てことでめんどくさい設定も事前に済ませておきましょ。
『iPhoneを探す』をOFFにする手順は以下の通りです。
iPhoneの設定画面を開き、一番上の自分の名前欄をタップします。
続いて、[iCloud]をタップします。
iCloud関連のアプリ一覧の中から[iPhoneを探す]をタップします。
「iPhoneを探す」の右のスイッチをOFF(白色)に切り替えます。
すると、iCloudへのログインのためにApple IDのパスワードを要求されます。
入力後、[オフにする]をタップすれば完了です。
iPhone初期化の基本操作
ではiPhoneの初期化を行うための基本的な操作方法からご紹介します。
まずはiPhoneの設定画面を開き、[一般]をタップします。
一般画面が表示されたら、下の方にある[リセット]をタップします。
リセットの種類がいくつかあります。
今回は完全に初期化するので、[すべてのコンテンツと設定を消去]をタップします。
上のような表示が出ることがありますが、事前にバックアップは済ませていますので[今すぐ消去]をタップ。
※もし済ませていなかった場合はこの画面からiCloudにバックアップを取ることも可能です。
ここでパスコードの入力を求められます。
いつもは指紋認証や顔認証で画面ロックを解除してる方も多いと思いますが、最初に決めた画面ロック解除のパスコードを入力する必要があります。
以上でiPhoneの初期化操作は完了です。
もし、画面ロックのパスコードを忘れていたり、設定した覚えがない(・・・そんなはずはないんですが)
といった場合はパソコンなどを使って強制的に初期化する必要がありますので、そちらの方法もご紹介しておきます。
リカバリモード
リカバリモードとは、iPhoneがうまく起動できない時なんかに、パソコン側でiPhoneの中のデータを操作して復旧させたりするための機能です。
ですので基本的にはiPhoneの中のデータはそのまま、もしくは過去に取っていたバックアップデータを元に復元されてしまいます。
下取りに出すなどの理由で完全に初期化したい場合には適しませんが、iPhoneがトラブルで起動しない場合などにデータ消失のリスクを抑えて本体をリフレッシュしたい場合などにこちらの方法を試してみてください。
では操作手順をご紹介します。
iPhoneのシリーズごとに操作方法が異なりますので、自身のiPhoneに合ったものを試してみてくださいね。
iPhone 7以降のシリーズの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新しておく。
- 音量ボタン(下)を押したまま、iPhoneをパソコンに接続する。
- iPhoneの画面にiTunesのマークが表示されたらボタンを離す。
iPhone 6s以前のシリーズ、iPadの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新しておく。
- ホームボタンを押したまま、iPhoneをパソコンに接続する。
- iPhoneの画面にiTunesのマークが表示されたらボタンを離す。
後はそれぞれiTunesの表示に従って操作を進めていけばOKです。
その際「更新(アップデート)」と「復元」のどちらかを選択することになりますが、データを消去したくない場合は「更新」、過去のバックアップから復元する場合は「復元」を選んでください。
DFUモード
DFUモードというのは、iPhoneの状態にかかわらずパソコン側から強制的にiPhoneの中のデータを書き換えてしまうことができるモードです。
基本的にこのモードで起動するとiPhoneのデータはすべて消去されてしまいます。(工場出荷時の状態に戻ります)
初期化が目的であれば問題ありませんが、iPhoneの不具合修復のために実施する場合はデータの取り扱いに注意してくださいね。
では実際の操作手順を説明していきます。
リカバリモードと同様、iPhoneのシリーズごとに手順が少し異なります。
iPhone 6s以前のシリーズの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新してから、起動する。
- iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動する。
- 電源ボタンとホームボタンをしばらく押し続ける。(10秒程度)
- 電源ボタンのみ離す。
- iTunesの画面に「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました」という表示が出たらボタンを離す。
iPhone 7以降のシリーズの場合:
- パソコンにインストールしてあるiTunesを最新の状態に更新してから、起動する。
- iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動する。
- 電源ボタンと音量ボタン(下)をしばらく押し続ける。(10秒程度)
- 電源ボタンのみ離す。
- iTunesの画面に「iTunesはリカバリモードのiPhoneを見つけました」という表示が出たらボタンを離す。
あとはそれぞれiTunesの画面に出てくる指示通りに進めればiPhoneの初期化が実施されます。
iPhoneを直接操作できない場合
万が一iPhoneをどこかに落としてしまったり、盗難にあってしまった、なんて場合には遠隔操作での本体初期化方法もあります。
この方法はまた、電源は入るけどボタンや画面のタッチ操作などが全く反応しないなんて場合にも初期化できるので意外と使えるシーンは多い様に思います。
では手順をご紹介していきます。
まずは以下のアドレスから『iPhoneを探す』のログインページにアクセスします。
アクセス先でApple IDとパスワードを入力後ログインすると、『iPhoneを探す』画面が表示されます。
少しわかりにくいですが、中央にiPhoneの現在地情報が表示されています。
緑のマークをクリックすることで右のメニューが表示されるので、[iPhoneを消去]を選択すればiPhoneを初期化することができます。
まとめ
みんなできればやりたくない、iPhoneの初期化についての内容でしたがいかがだったでしょうか。
初期化の方法をざっくりまとめると、
- iPhoneの設定メニューから初期化(基本)
- リカバリモードを使って初期化
- DFUモードを使って初期化
- iPhoneを探すサイトから初期化
ということでiPhoneを初期化する方法にも色んなパターンがありますので、自分の状況に合ったものを上手く見つけて使ってみてください!
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